旬のおすすめ

ボッテガ・ヴェネタで、これが欲しい。
幾何学的味わいがにじむ鹿革のバッグ

2017.10.03

ボッテガ・ヴェネタで、これが欲しい。<br> 幾何学的味わいがにじむ鹿革のバッグ

イタリア、ヴェネト地方には職人により受け継がれてきた革細工の伝統がある。そんなクラフツマンシップに根差したブランドとして、1966年に創立したボッテガ・ヴェネタ。なかでも同ブランドの名を世に知らしめる契機となったのが、イントレチャート(編み込み素材)による革小物。複雑かつ均一に革材を編み込んだバッグや財布類は、オーセンティックでありながら、十分にエレガントな美観とインパクトを放つことから、瞬く間に一世を風靡したのである。

ボッテガ・ヴェネタが見せるハイレベルな技巧も注目のポイントだが、扱う革材の素晴らしさも同時に見逃せない。特に写真のバッグは、ディアスキン(鹿革)のクオリティーの高さが十分に味わえるよう、あえてイントレ式ではなくオーソドックスな製法を採用した新作だ。

ただしデザインは同ブランドならではのモードなエッジが加えられている。一見、コンサバティブなフラップ式の手提げ鞄だが、裏表ともに対称デザインであるのがいかにも個性的。フラップの切り込みや、荷室と脇ポケットの間に挟み込むように取り付けられたハンドルパーツなど、モジュール型建築特有の直線を連想させる幾何学的味わいも、大きな特質となっている。

真面目そうでありながら、豊かな遊び心をも隠しもつ。そして使われている素材は極上のレザー。ビジネススタイルにこんな鞄を合わせている人に出会ったなら、きっと印象に残るに違いない。

<写真>
心地よい弾力をもつ厳選のディアスキンを使用。表裏対称デザインのバッグはポケット数も多く、整理しやすいところがポイント。非常に握りやすい幅広の平形ハンドルにも注目。(W42×H28×D10㎝)¥495,000/ボッテガ・ヴェネタ(ボッテガ・ヴェネタ ジャパン 0120-60-1966)

掲載した商品はすべて税抜き価格です。

Photograph:Tetsuya Niikura(SIGNO)
Styling:Eiji Ishikawa(TABLE ROCK.STUDIO)
Text:Tsuyoshi Hasegawa (04)

買えるアエラスタイルマガジン
AERA STYLE MARKET

装いアイテム

おすすめアイテム

あなたへのおすすめ

トレンド記事

  1. 半蔵門『三貴苑』で“麺喰い”マッチも驚く<br>絶品つけめんに舌つづみ!<br>マッチと町中華。【第12回】

    半蔵門『三貴苑』で“麺喰い”マッチも驚く
    絶品つけめんに舌つづみ!
    マッチと町中華。【第12回】

    週末の過ごし方

    2024.04.12

  2. 笹塚の超穴場町中華「昭和軒」で<br>マッチが“昭和”にタイムスリップ!? <br>マッチと町中華。【第13回】

    笹塚の超穴場町中華「昭和軒」で
    マッチが“昭和”にタイムスリップ!?
    マッチと町中華。【第13回】

    週末の過ごし方

    2024.04.26

  3. マッチ(近藤真彦さん)と、<br>ザ・昭和な空間を楽しんできました!

    マッチ(近藤真彦さん)と、
    ザ・昭和な空間を楽しんできました!

    週末の過ごし方

    2024.04.26

  4. 俳優・町田啓太と考える、装う美学。<br>「卯月」に新調したい、男のバッグとは?<br>【第二期】

    俳優・町田啓太と考える、装う美学。
    「卯月」に新調したい、男のバッグとは?
    【第二期】

    週末の過ごし方

    2024.04.25

  5. 祈りのアーティスト・小松美羽、<br>高野山の霊性と大気を描く。

    祈りのアーティスト・小松美羽、
    高野山の霊性と大気を描く。

    週末の過ごし方

    2024.04.16

紳士の雑学