旅と暮らし
辛くて痺しびれてうまい!
食べて元気になる〝一杯の薬膳〞
[部長の名店]
2017.10.31
さまざまな企業で働く部長たちに聞いた「名店」をご紹介します。
赤いスープにたじろぐも、辛さだけにとどまらない滋味に箸が止まらなくなる。一番人気は「しびれる辛さの麻辣刀削麺」(730円・税込)。漢方薬にも使われる12種の香辛料と大量のごまを油で煮出す独特の調理法で、混然一体となったエキスが複雑な香味を醸す。ちょっとした不調も汗とともに吹き飛びそうだ。
オリジナルは中国の古都、西安の屋台料理だとか。全国に200余りある同業店の先駆けで、厨房には話題の刀削麺ロボットが。麺の厚さを一定に保つことができ、削ったそばからゆでられるため〝究極の生麺〞とも。ランチ時にはこの味がクセになった常連が詰めかける。部長いわく社内にファンも多いという。
Photograph:Reiko Masutani
Text:Akane Matsumoto