旅と暮らし

アジアNo.1にも選ばれた
ベトナムの超バブリーなホテルでパワーチャージ!

2017.10.27

写真・図版 大石智子

写真・図版

The Reverie Saigon(ザ・レヴェリー サイゴン)
ホーチミン/ベトナム

2015年夏、これまでのホーチミンのイメージを一蹴するホテルが街の中心部にオープンした。ホーチミンといえば、以前はクラシックまたはシンプルなホテルしかなかった。ところがそのホテル、「ザ・レヴェリー サイゴン」は、突出して豪華絢爛。日本から約6時間のフライトを経て到着するホテルは、まるで竜宮城のようなのだ。

エントランスに入った第一印象は、“まぶしい”。太陽の光のことではない。天井にいくつも連なるベネチアングラスのシャンデリアと、クリスタルの巨大な柱がまぶしかった。よく見ると天井の装飾はベトナムの地図を表しており、オーナーの愛国心が頭上に輝いていた。そして、床も壁も大理石。初っぱなから長時間移動の疲れも吹き飛ぶバブリーさだ。

写真・図版

琥珀(こはく)を埋め込んだエレベーターに乗り7階のレセプションに行くと、15mはあるタイルアートが圧巻。聞けばイタリアから呼び寄せた職人たちが手がけたそうで、のちに同じようなタイルアートを客室のバスルームでも見かけることになる。

写真・図版

レセプションのソファもただものではない。8人ほどが座れる長いソファは全革オーストリッチ製のコロンボスティール。世界にふたつしかないソファであり、もうひとつは、故・マイケル・ジャクソンが所有していたという。まさに、インテリアのすべてがアジアでもまれに見る豪華さとなっている。

そんな豪華さは、いまの時代のベトナムだから生まれたもの。ホテルを造ったのはある某ベトナム大手企業のトップであるミリオネア。好景気が続き、世界中の企業が進出してくるいまだからこそ、国内最大の商業都市・ホーチミンに、その勢いをカタチにしたホテルを造りたかったという。

だから、単におしゃれに見せたいホテルとはわけが違う。ここには好景気をさらに盛り上げようとするオーナーの心意気が詰まっているのだ。

224室ある客室は12のカテゴリーに分かれており、43〜313まで。ランクが上がるにつれて家具もハイグレードとなり、ジオジェッティ、ヴィジョネア、カッシーナ、プロヴァシと、イタリアの有名ブランドが採用されている。これら家具は各レストランでも使われており、インテリア好きならホテル内を散策しているだけで楽しいはず。

  • 写真・図版
  • 写真・図版

石油王も満足しそうな特別室もありつつ、スタンダードルームのレベルも高い。全室でイタリア・フレッテ社のベッドリネンを使用し、寝心地は夢のごとし。

また実際に部屋に泊まってみると水まわりのディテール、家具の配置などが意外なほどに実用的。まさに、使い勝手のよい竜宮城だ。部屋によってはサイゴン川の雄大な流れをお風呂からもベッドからも眺めることができる。これで1泊4万円前後とあって、費用対効果が高いと感じた。というわけで、昨年はこのホテルに2回泊まった。

「派手だな〜」と驚いたエントランスも通るうちに当たり前のものになっていき、慣れたと気づいた瞬間が少し可笑しい。すぐに慣れるという声は多く、それってホテル自体の居心地がよいからだろう。メインストリートであるドンコイ通り沿いに立ち、夜にホテルを出れば街のにぎわいをすぐに感じることもできた。

  • 写真・図版
  • 写真・図版

東南アジアのエネルギッシュさを感じるなら、ホーチミンはいまいち推しの都市。そこで「ザ・レヴェリー サイゴン」のような勢いのあるホテルに泊まると、影響されて自分も稼ぎたい気持ちが高まってくる(笑)。バブリー効果だ。自分も頑張ろうと鼓舞される。

そんなファンが他にもいるかは分からないけれど、「ザ・レヴェリー サイゴン」は『コンデナスト・トラベラー』の読者投票にて、ベトナムのNo.1、アジアのNo.1、世界のNo.4に選ばれたばかり。街の活気とホテルの人気が合わさり、さらに魅力が増していく予感がする。

最後に、このホテルのピザはとてもおいしいということを言っておかねば。「ベトナムでピザだなんて……」と思うかもしれないけれど、一度お試しあれ。

ナポリのピザ職人が母国から取り寄せている秘伝の粉は、噛むほどに小麦の味がする。本格的な焼き窯によるピザを求め、夜にはいまどきのベトナム男女や海外からのビジネスマンが店に集ってピザを頬張る。それもまた新しいホーチミンの光景だ。

http://www.thereveriesaigon.com

日本での問い合わせ
ザ・リーディングホテルズ・オブ・ザ・ワールド  0120-086-230(平日9:30-18:00、土日祝を除く)

プロフィル
大石智子(おおいし・ともこ)
出版社勤務後フリーランス・ライターとなる。男性誌を中心にホテル、飲食、インタビュー記事を執筆。ホテル&レストランリサーチのため、年に10回は海外に渡航。タイ、スペイン、南米に行く頻度が高い。最近のお気に入りホテルはバルセロナの「COTTON HOUSE HOTEL」。Instagram(@tomoko.oishi)でも海外情報を発信中。

<<モルディブ 「ワン&オンリー・リーティラ」

ボロブドゥール/インドネシア 「アマンジウォ」>>

あなたへのおすすめ

トレンド記事

  1. 写真・図版

    ホワイトハウスコックス フォー ユナイテッドアローズの財布。
    持って、返して、開いてみた

    旬のおすすめ

    2019.01.10

  2. 写真・図版

    ラルコバレーノの財布。
    持って、返して、開いてみた

    旬のおすすめ

    2019.01.07

  3. 写真・図版

    ワイシャツの正しい洗濯方法とは? シワや黄ばみにならないコツ

    紳士の雑学

    2019.01.09

  4. 写真・図版

    人生をどう創造するか?
    財力開運占い2019<上半期>

    旅と暮らし

    2019.01.01

  5. 写真・図版

    ボーナスで買いたい「現代の贅沢品」
    丸の内にて。ビジネスマン「贅沢」を買う
    #9 E.Marinella Napoli MARUNOUCHI

    旬のおすすめ

    2019.01.11

紳士の雑学

調べ・見立て