調べ・見立て

編集長の「見立て」。スーツの購入はパートナーと行きたい

2017.12.15

写真・図版 山本 晃弘

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一般的に、「ニッポンの男性はシャイである」と言われます。そして、「現代のビジネスマンは忙しくて自分の時間がない」とも言われます。この2つの要素が重なり合った結果、自分の着る洋服の購入を妻に任せてしまっている中高年が多いと思われてきました。そうした観点から、ショップや百貨店のなかには、“代理購買”の役割を担うであろう女性にフォーカスを当てた商品構成を考えることもあったようです。

その現状を知るべく、スーツ世論調査で「スーツを誰と買いに行きますか?」という質問を投げかけました。質問の掲載から一カ月を経て、回答状況を見ると、友人4%、恋人・配偶者35%、親・親族3%、一人58%という意外な結果となっているのです。

6月24日日付の「調べ・見立て」記事でも掲載したとおり、ビジネスマンの着こなしに関する意識は、かなり向上しています。「着こなしへの気配りはビジネスにプラスだと思いますか?」という問いに対して、なんと90%以上がYESと答えている状況。そういった潮流のなかで、自分で着るスーツを代理購買に任せてしまうのではなく、「自分一人で買いに行く!」という今回のスーツ世論調査の結果を頼もしく感じます。

では、今回の調査で「恋人・配偶者とスーツを買いに行く」と答えた35%を、どう見立てたらいいのでしょうか。実は、これも正解の購入方法。「恋人・配偶者に購入を任せる」のではなくて、一緒に行くのですから、楽しそうで、いいではないですか。

もっと率直に言うならば、一人で買いに行くよりも、誰かと一緒に買いに行くことをオススメしたいと思います。自分だけで選んでしまうと、どうしても似たものを購入してしまったりするもの。あるいは、スーツのサイズが合わず、ジャケットの背中にシワが出ていることに気付くのも難しい。こんなときに、行きつけのショップで頼れる店員さんがいる場合を別とすれば、試着を横から確認してくれる買い物のパートナーがいたほうがいいというワケです。「一人で買いに行く」派のビジネスマン諸氏、次にスーツを買いに行くときからは、パートナーを誘ってみてはいかがでしょうか。

プロフィル
山本晃弘(やまもと・てるひろ)
AERA STYLE MAGAZINE編集長
「MEN’S CLUB」「GQ JAPAN」などを経て、2008年4月に朝日新聞出版の設立に参加。同年11月に、編集長として「アエラスタイルマガジン」をスタートさせる。雑誌の編集の傍ら、朝日新聞や朝日新聞デジタルに掲載する、ファッション&ライフスタイル系の広告コンテンツや動画の制作も手がける。現在はトークイベントを通じて、ビジネスマンや就活生にスーツの着こなしを指南するアドバイザーとしても活動中。

←【見立て7】スーツの正しいサイズ、ジャケットはシワで、パンツは折り目で見分ける

 【見立て9】スーツはネイビーが第一選択。ではグレーの役割は?→

Illustration:Akira Sorimachi

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