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春、財布を新調する。
【2回目】色

2018.01.05

春、財布を新調する。<br>【2回目】色

「汚れた財布では運気も落ちる」と巷間で言われだしたのはいつごろか。また一説には「財布が張る=春」ということから、新春から新しい財布にて事始めを起こすのが縁起良しとする人も多いとか。そこで選び出したい、使い勝手に優れ、見た目も抜群の財布たち。その2回目は色使いにこだわった財布にフォーカス。赤や緑に黄色やオレンジなど、鮮やかなカラーをまとった革小物は、落ち着いたカラーを旨とするメンズスタイルの洒落たアクセントになるものばかり。個性は服装ではなく小物で品よくアピール。それが大人の賢いテクニック。

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イタリア製キップを用い、高度な職人技である「ベタ貼り」にて仕立てられた長財布。約0.5mmという薄革に均等に糊を乗せ緊密に貼り合わせており、一切のひずみやシワがないのが特徴。また、ベースの染色に加えて凸面のみ濃色を加えているため、奥行きある色合いを実現させているのもポーターならでは。「メイド・イン・ジャパン」の丁寧な仕事の結晶とも言える逸品だ。〈H9.5×W19cm〉¥24,000/ポーター(吉田 03-3862-1021)

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「生粋のイタリア生産」を信条に、イタリア国内でも希少となった革職人が伝える技術と経験に基づく製法を貫くラルコバレーノ。フランスのアルラン社による美しい発色と細やかな型押しのゴートレザー(山羊革)を使った長財布は、優れた収納力を誇る話題作。カードや小銭、札のみならず、スマートフォンやパスポートまで収められる設計。細歯のジップをチョイスしており、繊細かつドレッシーな仕上がり。〈H11×W20×D2.3cm〉¥45,000/ラルコバレーノ(エンメ 03-6427-2261)

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風水的にも縁起のよいイエローレザーは、熟練職人がハンドにてなめした滑らかなカーフ材を使用。ファーロ初のジップアラウンド型となり、札や小銭、カードを十分に収納できるやや大きめサイズが特徴的。小銭ポケットの両脇にはマチなしのスリットを備えており、レシートなども分類収納しやすい設計。このイエローのほか、キャメルやダークブラウンもラインナップ。〈H10.5×W20×D2cm〉¥55,000/ファーロ(セルツリミテッド 03-3448-1330)

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イタリアンブランドらしいエレガンスを込めたソフト・カーフスキンを使用しており、その薄くしなやかなタッチは触れるだけで高級感が伝わるクオリティー。写真の情熱的なレッドを含め、常時20色前後のカラーバリエーションをラインナップしているのもヴァレクストラならでは(在庫状況は要確認)。独自塗料「コスタ」にて塗り上げたエッジやコバ部分も、ブランドを言外に物語る必見のディテール。〈H9×W11cm〉¥66,000/ヴァレクストラ(ヴァレクストラ・ジャパン 03-3401-8017)

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ソフトな手触りと耐久性を備えた型押しレザーを使った人気のボレロシリーズ。この三つ折りタイプは、0.4mmの極薄レザーを貼り合わせて仕立てており、コンパクトな三つ折り型にして非常にスマートであるのがポイント。なかでも表裏オールホワイトのモデルは、ノーブルかつクリーンな印象を見るものに与える最新作。ロゴを刻んだボタンなど、細部にまで手を抜かない姿勢が見事。(H9.5×W11×D2.5cm〉¥35,000/ファーロ(セルツリミテッド 03-3448-1330)

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既製品にもオーダーメイド並みの手間と品質を込めるジャパンブランドとして、昨今注目を浴びているレディオアオーダー。ジップ式の長財布にも独自のアイデアを取り込んでいる。フルオープンが可能なL字型ジップを採用しており、収納物が非常に出し入れしやすいデザイン。内部に厚み調整を兼ねたストッパーを設けるなど、カード類の増減にかかわらず常に均整の取れた外観がキープできる工夫もユニークだ。〈H9.5×W18.5×D1cm〉¥43,000/レディオアオーダー(グルーヴ セヴン 03-3911-3097)

掲載した商品は全て税抜き価格です。

【1回目】「実力派の定番」はこちら

【3回目】「コインケース、マネークリップ、札ばさみ」はこちら

Photograph:Tetsuya Niikura(SIGNO)
Styling:Eiji Ishikawa(TABLE ROCK.STUDIO)
Text:Tsuyoshi Hasegawa (04)

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