旅と暮らし

東京でもまだまだお花見が楽しめる!
山種美術館で見る桜の名画

2018.04.06

写真・図版
土田麦僊《大原女》1915(大正4)年 紗本金地・彩色 山種美術館
今回の展示でこの1点のみ特別に撮影可能。

観測史上3番目の早さで満開となった東京の桜。お花見のタイミングを逃してしまったという方は、東京都広尾にある山種美術館で、絵画の桜を鑑賞してみてはいかがだろうか。2018年5月6日(日)まで開催される「[企画展]桜 さくら SAKURA 2018 ―美術館でお花見!―」では、山種美術館が所蔵する日本画のコレクションのなかから、桜をモチーフにした作品60点を厳選している。

写真・図版
東山魁夷《春静》1968(昭和43)年 紙本・彩色 山種美術館

京都・鷹ヶ峰の麓で満開の花を咲かせる桜の木の風景を描くとともに、画家の思いを映し出した東山魁夷の《春静》をはじめ、奥村土牛、狩野常信、上村松園、川合玉堂、小茂田青樹など、日本を代表する画家たちの個性や美意識を、桜を通して見つめることができる。時代とともに変化した多彩な桜の表現の数々は必見だ。月明かりにほんのりと照らされ、幽玄な美しさをみせる夜桜のテーマ展示も見逃せない。

写真・図版
小林古径《清姫》のうち「入相桜」1930(昭和5)年 紙本・彩色 山種美術館

花が主役の花鳥画や花卉画などで、細密に描写された桜を鑑賞してもよし、奈良の吉野など、桜の名所を舞台とした名所絵や風景画で桜の咲く春の空気を感じるもよし。桜をめでる人々の姿を描いた物語絵や風俗画から、古くからある花見の文化に思いを馳せるのもいいだろう。さまざまな角度から、多種多様な桜を鑑賞しながら和の文化を再認識してみてほしい。

「[企画展]桜 さくら SAKURA 2018 ―美術館でお花見!―」
会場/山種美術館
住所/東京都渋谷区広尾3-12-36
会期/2018年5月6日(日)まで
開館時間/10:00〜17:00 ※入館は16:30まで
休館日/月曜日(ただし4月30日、5月1日は開館)
入館料/1000円(一般・当日券)ほか
問/03-5777-8600(ハローダイヤル)
展覧会詳細はこちら

Text:Eri Ujita

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