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Tシャツがメディアであることを、ヴァレンティノは知っている

2018.07.24

“T-SHIRTS AS MEDIA”なんてプロジェクトがあるように、自分の個性や主義主張を表現する手段であり、ときに他者とのコミュニケーションを図れる媒体とも言えるのがTシャツだ。もちろん、そんな小難しいことを考えず手軽に着られる夏の定番アイテムとして楽しむのが基本だが、せっかくだからそこに自分なりの意思があるモノを選びたいし、着たいとも思う。

滑らかでソフトな着心地のヴァレンティノのTシャツは、ともにシンプルなクルーネックタイプ。一枚はレインボーカラーをバックにハートをかたどった2羽のピンクフラミンゴと「LOVING」の文字が、多様なジェンダーへの理解と配慮を思わせる。もう一枚は南の島のサンセットに「FEELING」のプリント。どこかユートピア的な世界観やレイブカルチャーのピースフルなムードを想起させる。どちらもネオンサイン風のタイポグラフィーが印象的な、イマジネーションをかき立てるデザインとなっている。

各￥50,000／ヴァレンティノ（ヴァレンティノインフォメーションデスク03-6384-3512）

掲載した商品はすべて税抜き価格です。

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Photograph：Yoshinori Eto
Styling：Eiji Ishikawa(TABLE ROCK.STUDIO)
Text：Tetsuya Sato