旅と暮らし

デザインにたけるアウディ。
その王道セダンA4

2018.07.26

デザインにたけるアウディ。<br>その王道セダンA4

アウディA4の前身は「80」というシリーズ。1980年代後半から導入されたその「80」の第三世代は、実に多くの人気を集めた。

アウディ80の3代目は1987年に日本上陸。1992年に次世代に切り替わっている。時はバブル景気で沸き立っていた時代。品格を備えたシンプルなデザインが奏功し、幅広い世代に愛された。メルセデス・ベンツ190、BMW3シリーズとともに、プレミアムインポートカーに若者の目を向けるリーディングカーとなった。

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そのアウディ80の魅力を受け継ぐA4は、現在のモデルが5世代目となる。魅力は、やはりその品格である。洗練されていて、そしてアクがない。かといって決して控えめな存在ではなく堂々としている。凛(りん)とした雰囲気は、デザインの良さがあって初めて成立することを改めて認識させる。

A4は、今回の主役となるセダンのほか、Avant(アバント)の名を用いるステーションワゴンと合わせた2本立て。1.4リッターと2リッターモデルを用意する。そのほか、スポーツテイストのS4モデルがあり、ワゴンでは走破性を高めたオールロードクワトロがある。

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搭載エンジンは、1.4リッターが150psの直列4気筒DOHCターボ、2リッターはFFが190psでクワトロが252psの直列4気筒DOHCターボだ(S4やオールロードクワトロについては、次の機会に紹介したい)。

1.4リッターは、やはり447万円からのプライスタグが魅力だ(Avantは476万円)。ナビゲーションシステムも備えるから、購入予算を抑えられる。もちろん、デザインにたけたアウディの内外観、快適性、作り込みの良さをしっかりと味わえる。また、2リッターモデルではスポーツ仕様となり、精悍(せいかん)さが際立つのが特徴だ。

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デザインに優れたクルマは、年数が経過しても、高い満足感を維持しながら乗りつづけられるものだ。そういったモデルを多く発表しているブランドのひとつがアウディである。

そして、フルモデルチェンジを実施しても、イメージを崩さず、新鮮さを加えながらも、一貫した個性をキープするのがありがたい。そういったクルマづくりの基本姿勢が、たとえ10年の年数が経ったモデルでも、胸を張って乗ることのできる魅力につながっているのだろう。

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メーターのレタリングの秀逸さは、一度ぜひその目で確認してほしいアウディならではの魅力。最近のモデルではナビを表示させるディスプレー仕様も用意されるが、そこに表示されるレタリングを含め、各部のデザインされた文字にセンスを感じられるのもアウディの魅力である。メーターは運転中に絶えず目にしている部分であるだけに、ここにこだわっているのは歓迎すべきことだ。

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プレミアムモデルとして、センスある大人たちの心も射止めているアウディ。ライフスタイルにスマートさを演出するには、魅力的な存在だ。

なかでもA4は、車格やサイズ、快適性を、買いやすいプライスで非常にバランス良く実現している。改めてその良さを実感したいモデルである。

※掲載した写真は日本導入モデルと一部で仕様が異なります。
※S4・S4 Avantを除き日本仕様は右ハンドル仕様です。
※価格はすべて消費税込みのものです。

<データ>
車名:アウディA4 1.4 TFSI
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4735×1840×1430mm
ホイールベース:2825mm
駆動方式:FF
エンジン:1.4リッター直列4気筒DOHC16Vターボ
トランスミッション:7速AT
最高出力:150ps(110kW)/5000~6000rpm
最大トルク:25.5kg-m(250Nm)/1500~3500rpm
タイヤ:205/60R16
車両本体価格(税込):¥4,470,000

Audiコミュニケーションセンター 0120-598106
http://www.audi.co.jp

Text:Haruhiko Ito (office cars)

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