旅と暮らし

ライカ×グローブ・トロッター、品格と機能の共演

2018.08.14

ライカ×グローブ・トロッター、品格と機能の共演
国内のライカストア9店舗にて販売中。¥840,000(ライカサポートセンター 0120-03-5508

プロダクトの進化は小型化、軽量化にある。重量と容積があった黎明期は裕福な一部の層にユーザーは限られていても、ダウンサイジングが進むとそれは汎用化し、マーケットでより多くの顧客を獲得する。カメラはその代表的なアイテムのひとつだろう。発明された当初はひとりでは持てないようなサイズであったが、ドイツのライカが小型カメラを開発したことをきっかけに一挙にポータブルとなり、多くの人々が旅行に出かける際に手にするようになった。

そうした技術の革新を生んだライカから、人気のコンパクトデジタルカメラの限定版が発売された。その名も「ライカQ GLOBE-TROTTER」。あのグローブ・トロッターとのコラボレーションになる。イギリスを代表するこのバッグブランドのアイテムは、エリザベス女王のハネムーン用トラベルケースに選ばれるほか、探検家のスコットが南極に持って行くなど、もともと旅行鞄として幅広く愛用されてきた。その理由のひとつが19世紀に開発されたヴァルカナイズ製法。特殊な薄いファイバーを幾層にも重ねて、軽量さと堅牢性を実現した。

2400万画素フルサイズセンサーと高性能なレンズを搭載した「ライカQ」に、グローブ・トロッターのネイビー(写真)とピンクの色違いのJETレザーをあしらった2種類。トップカバーにはライカ、背面にはグローブ・トロッターのロゴがあしらわれている。さらにこのモデルに合わせて特別に作られたグローブ・トロッターのケースがセットに。外装にはカメラと同素材のレザーを採用。内側は上質な手触りのマイクロファイバーと使い勝手のいいインナーポケットを配している。まさに品格と機能を併せ持った逸品だ。

両国を代表する老舗がタッグを組んだ記念すべきモデルは、日本とイギリス限定で、各50セットのみ。デジタルとクラシックのぜいたくな共演を、ぜひ21世紀のデイリーとトラベルの両シーンで堪能してみたい。

掲載した商品はすべて税抜き価格です。

Photograph: Fumito Shibasaki(DONNA)
Text: Mitsuhide Sako(KATANA)

あなたへのおすすめ

トレンド記事

  1. ギンギラギンに、この先も。<br>─走りつづける男・近藤真彦の“やり方”とは?─【後編】

    ギンギラギンに、この先も。
    ─走りつづける男・近藤真彦の“やり方”とは?─【後編】

    週末の過ごし方

    2025.05.30

  2. 万平ホテルの「アップルパイ」。<br>すべて実食! 自慢の手土産 #148

    万平ホテルの「アップルパイ」。
    すべて実食! 自慢の手土産 #148

    接待と手土産

    2025.05.29

  3. ギンギラギンに、この先も。<br>─走りつづける男・近藤真彦の“やり方”とは?─【前編】

    ギンギラギンに、この先も。
    ─走りつづける男・近藤真彦の“やり方”とは?─【前編】

    週末の過ごし方

    2025.05.23

  4. 比類なき読谷村のラグジュアリーリゾート、星のや沖縄<br>空、海、プールが溶け合う、グスクの先の特等席へ。

    比類なき読谷村のラグジュアリーリゾート、星のや沖縄
    空、海、プールが溶け合う、グスクの先の特等席へ。

    週末の過ごし方

    2025.05.16

  5. マセラティ グラントゥーリズモ<br>【クルマ選び、2025年の正解とは?】

    マセラティ グラントゥーリズモ
    【クルマ選び、2025年の正解とは?】

    週末の過ごし方

    2025.06.03

紳士の雑学