旅と暮らし
夏のカッコいいカラダになるために!
ビジネスマンのためのダイエット講座
【第7回】ダイエットとは戦略である
2018.08.13
こんにちは。
リバウンドにフォーカスをあてて話を進めているが、一時期だけ自分を変えるのとその状態を維持し続けるのは全く違うスキルが必要である。それはビジネスにも言えるかもしれない。
自分を変えるために必要なのは、覚悟だ。
こんにちは。プロボディデザイナーの松尾伊津香です。私は現在、疲労回復専用ジムZERO GYM でビジネスマンに対して仕事パフォーマンスを上げるためのフィットネスと瞑想の指導をしています。このダイエット講座では、リバウンドしないためのダイエットの4つのステップをお伝えしています。
前回の記事を読んでいない方はぜひダイエット講座一回目から読んでみてください。
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どんなダイエット方法も、4つのグループに当てはめることができ、ダイエットではその順番を間違わないことが大事だとお伝えしました。
その順番とは、
①食事×マイナス
↓
②運動×マイナス
↓
③食事×プラス
↓
④運動×プラス
ダイエットは、必ずこの順番で行うことが必要です。そうでないと、リバウンドします。一番極端なのは、①「食事×マイナス」の人が、②③を飛び越して④「運動×プラス」に行こうとする場合。一瞬でさくっとやせようとする場合です。
「○カ月で●㎏やせる!」というような短期決戦のダイエットも、これは言うなれば、③「食事×プラス」と④「運動×プラス」の合わせ技。この組み合わせを集中して行えば、急激な体の変化が確実に得られるでしょう。ただし、その代わりに、リバウンドも急激に起こりやすくなります。
これがリバウンドのメカニズムです。痩せることが目的なら「これでもいいのではないか?」と思うかもしれません。今日はそこに潜む問題点をお伝えしていきます。ダイエットは一瞬の劇的な痩せよりも「やせたままでいること」に、本来の目的があるはずです。
そもそも今主流になりつつある短期間での「糖質制限×筋トレ」というメソッドは、スポーツマンや選手が試合前に体をつくり込むために、行われてきました。しかも、そのようなプロの方々でも一時期に限り、試合後の食事を緩めると体は戻ります。
一般の私たちに必要なのは、試合前の体のつくり込みではなく「食事改善」です。そして「その食生活を維持し続けること」です。そのためには、急激に負荷の高い運動を取り入れるのではなく、まずは負荷の軽いものからステップアップしていかなければなりません。
4つのグループ分けで言うところの、①「食事×マイナス」と②「運動×マイナス」です。 この部分を改善できても、目に見える形での成果はあまり期待できません。④「運動×プラス」のような激しい運動をイメージしている場合はとくに、ダイエットとしてはちょっと物足りないと感じる人もいるでしょう。
②「運動×マイナス」軍で行うステップは、筋肉がつきにくい有酸素運動や大きなカロリー消費を促すものではないので、生理学的根拠の観点からはダイエッ ト方法ではないと否定されがちです。 でも、長年リバウンドに悩む方を見てきた私の考えとしては、ダイエットは順番が大切です。
①「食事×マイナス」から順々に、ひとつひとつのステージをクリアしてはじめて、負荷の高い④「運動×プラス」に行き着きます。
それまでの①や②、③を飛ばしてはいけません。これらに耐えられない人が負荷の高い プラスの分野を続けることはできないからです。私は決して、負荷の高いトレーニング、 きつい運動を否定したいのではありません。体を動かせば脂肪が燃焼するので、むしろ一番正しい手法だと思います。間違 いなくダイエットの正解です。ただ、ダイエットとして行う場合、いちばん最後に置くべき段階だということをお伝えしたいのです。
リバウンドのメカニズム、少しはご理解いただけましたでしょうか。
私はすべてのダイエット法を否定しません。やり方には好みがあるものですし、このやり方でないとやせないという方法はありえないと思います。むしろ、これだけダイエット法が様々出ているのですから、それを使わない手はありません。ダイエット法に振り回されるのではなく、上記の表を使いながらダイエット法を利用してダイエットを成功させてもらいたいと思います。
それでは今日もよいビジネスライフを!
プロフィル
松尾伊津香(まつお・いつか)
疲労回復専門ジムZERO GYM エグゼクティブプログラムディレクター。『一生太らない魔法の食欲鎮静術~食事瞑想のススメ~』著者。ミスター&ミスモデルジャパン2016 日本大会「ミス・モデルジャパン ガールズ部門」3位。福岡県福岡市博多区出身。修猷館高校、関西学院大学文学部総合心理科学科卒業。在学中、 心理学・精神医学を学ぶ傍ら、ヨガ哲学やメディテーションに出合う。アメリカ留学にてその知識を深め、帰国後は銀座でヨガインストラクターとして勤務。その後、全国に50店舗以上展開する女性専用ダイエット専門ジムShapes International の六本木本店店長兼スーパーバイザーに。現在は日本初の疲労回復専門ジム「ZERO GYM」で、働く人の心身のコンディションを整える指導をする傍ら、食欲や食事制限・リバウンドに苦しむ人たちの悩みと日々、向き合っている。
https://matsuoitsuka.com/
https://business-life.jp/