旅と暮らし
シンガーソングライター・井上苑子、ライバルにジェラシーを感じたら?
[MUSE]
2018.12.05
2018年12月11日、21歳のバースデーを迎える、若きシンガーソングライター、井上苑子。その誕生日当日、7枚目のシングル『ファンタジック』とともに、冬のツアーをスタートさせる。
「『ファンタジック』は“未練のある恋”がテーマなので、少し甘く聴かせる曲も入れて、メリハリのあるセットリストにしたいと思っています。来てからのお楽しみですけど、ステージセットも工夫を凝らしたので、空間含めて楽しんでほしいです」
今年の夏は、インスタグラム限定配信の路上ゲリラライブを敢行。酷暑の中で47都道府県すべてを回った。その小さな体で、瞬時に観客を惹きつける。そこには秘訣などあるのだろうか。
「初めて訪れる土地では、その地域の美味しいものや、地元密着のコンビニの名前など、共通の話題を振るんです。そうするとぐっと距離が縮まる気がして。親しんでほしいなら、親しむこと。これが私の鉄則です」
同世代のアーティストを見て、その才能にジェラシーを感じることもたくさんあると言う。
「そこで『負けた』と思ったらおしまい。『すごい人がいるな』と思考をチェンジして、『ならばどう戦うか』を考えるんです。私、極度の負けず嫌いなんですよね」
Photograph:Kayoko Yamamoto
Styling:Go Momose
Hair & Make-up:Ken Nagasaka
Text:Maho Honjo
撮影協力:Aquvil