旅と暮らし
シンガーソングライター・井上苑子、友情は恋愛に発展するか問題
[MUSE]
2018.11.29
12歳で路上ライブを始め、13歳で心斎橋の「クラブクアトロ」にて史上最年少のワンマンライブを実現させた、骨のある女性シンガーソングライターをご存じだろうか。彼女こそが井上苑子。20歳を迎え、11月には7枚目のシングル『ファンタジック』をリリースした。
「過去の恋愛を忘れられず、夢のような、春のような、その美しい記憶を消せないでいる……そんな歌です。きっと誰しも、昔のときめきを思い出して、甘美な気持ちに浸ることってあると思うんですよね。もしかしたら女性はもちろん、男性にこそ響く作品に仕上がっているかもしれません」。
彼女自身、「昔の恋を綺麗なまま取っておくタイプ」と語るが、このところ恋愛に関してちょっとした感覚の変化があったという。
「今まで、友達が恋人に発展するパターンはあり得ないと思っていたんですけど、最近、そのパターンもあるのかも……と思い始めました」。ただし本当のタイプは、いわく「目に色気がある人」。
「じっと見つめてきて、まばたきがゆっくりと遅くて、目で訴えてくる人に弱いんです。沈黙が訪れると、猛烈にドキドキする。そんな色気のある男性が大本命ですね」。
Photograph : Kayoko Yamamoto
Styling : Go Momose
Hair & Make-up : Ken Nagasaka
Text : Maho Honjo