美しい時計

SIHH2019 ジュネーブサロン・リポート
モンブラン

2019.03.01

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高級時計の新作がいち早く出そろう、毎年恒例の国際展示会・SIHH(ジュネーブサロン)がスイスで1月14日から17日まで開催された。ラグジュアリー感あふれる落ち着いた雰囲気の会場に、約2万3000人が来訪したという(主催者発表)。このSIHH2019から、主要ブランドの動向と、魅力的な新作をピックアップして紹介する。

探検家の精神を伝えるグリーンダイヤルとブロンズ製ケース

モンブランは2007年に伝説的なマニュファクチュールのミネルバを傘下にしており、近年はそのレガシーを受け継ぐラインを精力的に展開してきた。今年は探検家が愛用してきた歴史に注目。彼らが挑戦してきた自然への回帰をテーマとして設定。「モンブラン1858ライン」から3タイプの新作が登場した。

カーキグリーンのダイヤルに、ケースはビンテージ感あふれるブロンズ製。さらに、1枚のナイロンファブリックを時計の裏側まで通したNATOストラップが共通している。地球の自転をダイヤルの中に再現した「ジオスフェール」と「クロノグラフ」、それに「オートマティック」の3タイプがそれぞれ1858本の世界限定。ここでは最もベーシックな2針の「オートマティック」をピックアップした。そのほかの表示要素がないので、カーキグリーンのダイヤルの魅力を堪能できるはずだ。

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「モンブラン1858オートマティック リミテッドエディション1858」。カーキグリーンのダイヤルに同色のNATOストラップの組み合わせ。ブロンズ製ケースがビンテージ感を増幅。自動巻き(キャリバーMB24.15)、パワーリザーブ約38時間。ケース直径40㎜、厚さ11.07㎜。10気圧防水。¥336,000(税抜き予価)、5月発売予定。

モンブランでは、ミネルバが1940~50年代に製作した腕時計にも着目。新たに「モンブラン ヘリテイジ ライン」を立ち上げた。ドーム型のサファイアクリスタル風防に、緩やかに絞り込まれたラグなど、クラシカルでエレガントなスタイルが特徴。脈拍を素早く計測できるバルスメーター付きのクロノグラフから永久カレンダー、GMT、デイデイトに3針自動巻きまでラインアップも幅広い。

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「モンブラン ヘリテイジ GMT」。第2時間帯表示を搭載。時分針と同軸のブルーの長針が同色の24時間計(ダイヤル外周)を指し示す。海外ではこれを日本時間にしておくと便利。自動巻き(キャリバーMB24.05)、パワーリザーブ約42時間。ケースはステンレススチール、直径40㎜、厚さ11.80㎜。5気圧防水。¥314,000(税抜き予価)、6月発売予定。

モンブランのラインでは最も現代的でスポーティーな「タイムウォーカー」では、ブラックダイヤルに反対色のホワイトのサブダイヤルを備えた「反転パンダ」と呼ばれるクロノグラフが登場した。1960~70年代にかけて一世を風靡(ふうび)したスタイルであり、腕もとをシャープに引き締めてくれる。

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「モンブラン タイムウォーカー オートマティック クロノグラフ」。ブラックベースのダイヤルに、シルバーホワイトの30分積算計(12時位置)、12時間計積算計(6時位置)を有するクロノグラフ。9時位置はスモールセコンド。自動巻き(キャリバーMB25.07)、パワーリザーブ約46時間。ケースはステンレススチール、直径41㎜、厚さ14.54㎜。10気圧防水。¥372,000(税抜き予価)、6月発売予定。

Ladies' Watch Information for Gentlemen
[紳士も知っておきたい淑女の時計]
ムーンフェイズ搭載のクラシカルなレディース

レディースモデルといえば、ケースの外周をダイヤモンドで取り囲んだスタイルがポピュラー。ところが、モンブランの新作「スターレガシー ムーンフェイズ&デイト」は、6時位置の指針式日付表示のサークルとしてダイヤモンドをセッティング。ビジネスシーンでも違和感を持たれない控え目な華やかさを加えている。1920世紀初頭に製作されたミネルバの懐中時計にインスパイアされたクラシカルなデザインがベースだが、月の満ち欠けを見せてくれるムーンフェイズと日付表示まわりの雰囲気がモダンな印象。アクティブな現代女性が日常使いできる本格的な機械式モデルだ。

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「スターレガシー ムーンフェイズ&デイト」。自動巻き(キャリバーMB29.08)、パワーリザーブ約42時間、ケースはステンレススチール、直径36㎜、厚さ11.15㎜、3気圧防水、¥435,000(税抜き予価)、5月発売予定。

掲載した商品はすべて税抜き価格です。

問/モンブラン コンタクトセンター 0120-39-4810

プロフィル
笠木恵司(かさき けいじ)
時計ジャーナリスト。1990年代半ばからスイスのジュネーブ、バーゼルで開催される国際時計展示会を取材してきた。時計工房や職人、ブランドCEOなどのインタビュー経験も豊富。共著として『腕時計雑学ノート』(ダイヤモンド社)。

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