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スーツが変わる。十人十色の新ルール
NEW RULE3 小物は黒で統一
NEW RULE4 足元は素足でスリップオン

2019.04.09

平成が終わりを告げ、新たな時代が幕を開けようとしているいま、仕事着の在り方も節目を迎えている。ワードローブを見つめ直し、一歩踏み出す。まだ見ぬ自分と出会う、好機が到来した。

NEW RULE3 小物は黒で統一
ブラウンスーツを着る男

長年、ビジネススーツ第三の色としておすすめされてきたブラウン。しかし、ネイビーやグレーに続くほど、浸透することはなかった。その理由は、周囲から浮く、違和感だろう。それを払拭するための新ルールが、「小物は黒で統一」だ。

シューズやバッグをブラウンでそろえるのは王道だが、洒脱すぎる。黒の小物で着こなしを引き締めることで、ビジネスシーンと調和を図るのが狙いだ。

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スリーピーススーツ¥100,000/ブリッラ ベルイル グスト、ベルト¥16,000/ウィリアム(ともにビームス 六本木ヒルズ 03-5775-1623)、シャツ¥21,000/バーニーズ ニューヨーク(バーニーズ ニューヨークカスタマーセンター 0120-137-007)、タイ¥15,700/エリコ フォルミコラ、チーフ¥7,800/ニッキー(ともにシップス 銀座店03-3564-5547)、シューズ¥55,000/ジョセフ チーニー(ブリティッシュメイド 銀座店 03-6263-9955)、バッグ¥358,000/ヴァレクストラ(ヴァレクストラ・ジャパン 03-3401-8017)、時計¥670,000/ジャガー・ルクルト(ジャガー・ルクルト 0120-79-1833

ブラウンスーツはウールにモヘヤを混紡した生地。黒で正統派を貫いたシューズ、バッグ、ベルト、時計のセットが着こなしをビジネス基調に仕上げる。

NEW RULE4 足元は素足でスリップオン
リネンスーツを着る男

ビジネスの場で素足はありだろうか? 従来ならばNGと断言するところ、条件付きで解禁としたい。その条件とはスーツがリネン製であり、シューズがスリップオンであること。

清涼感のあるリネンスーツは時代の節目にあたって、より活用したいもの。ドレスダウンの持ち味を生かすためにはスリップオンが最適だ。その折、ソックスをはくのは無粋。両者の軽やかさを消し去ってしまう。

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スーツ¥153,000/ルイジ ビアンキ マントヴァ(トヨダトレーディング プレスルーム 03-5350-55 67)、シャツ¥26,000/ボリエッロ、シューズ¥93,000/カルマンソロジー(ともにビームス 六本木ヒルズ 03-5775-1623)、タイ¥18,000/ブリューワー(コロネット 03-5216-6521)、チーフ¥4,000/フェアファクス(フェアファクスコレクティブ 03-3497-1281)、眼鏡¥18,000/シュロン(ブリンク外苑前 03-5775-7525

明るめのブルースーツは、イタリアのカノニコ社のウールにリネンを混紡した生地を採用。足元には洗練されたフォルムのローファーを。素足の抜け感が、着こなしの軽やかさをいっそう高めてくれる。

<<NEW RULE2

  NEW RULE5&6>>

Photograph: Osami Watanabe
Styling: Masayuki Sakurai, Akihiro Mizumoto
Hair & Make-up: Masayuki(The VOICE)
Edit & Text: Kenji Washio

※アエラスタイルマガジンVol.42からの転載です

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