旬のおすすめ
スーツが変わる。十人十色の新ルール
NEW RULE5 インナーはニットポロ
NEW RULE6 コートは無地
2019.04.11
平成が終わりを告げ、新たな時代が幕を開けようとしているいま、仕事着の在り方も節目を迎えている。ワードローブを見つめ直し、一歩踏み出す。まだ見ぬ自分と出会う、好機が到来した。
NEW RULE5 インナーはニットポロ
ダブルブレストスーツを着る男
前合わせが重なり合ったダブルブレスト。挑戦してみたい気持ちがあるものの、二の足を踏む方は多いだろう。古臭く見えるかもしれないから? 着こなし方が難しそうだから?
問題を解決する特効薬は、ニット素材のポロシャツ。ドレスダウンした雰囲気はいたってモダン、着こなしは簡単明瞭だ。ポイントはスーツとニットポロの色をグラデーションにすること。それで、洗練が増す。
ライトグレーのダブルブレストスーツには、さりげなく同系色のチェック柄が配されている。素肌に着て心地いいハイゲージニットのポロシャツをインナーに。イングリッシュポロカラーと呼ばれる、独特のカーブを描く襟デザインがエレガント。
NEW RULE6 コートは無地
チェックスーツを着る男
トレンドとして注目を集めた英国調は、定着を迎えるシーズン。もはや、グレンチェック柄のスーツにもの珍しさはなく、ビジネスシーンに根付いている。そうしたチェックスーツには、どんなコートをはおるのがベターか。条件はひとつだけ、無地であること。柄×柄の派手さを回避することが望ましい。
スプリングコートは着用期間が短い。はっ水性を備え、梅雨にも着られるタイプを選びたい。
イタリアの高級アウターの代名詞的ブランド、ヘルノのコート。機能素材「ゴアテックス」を採用した「ラミナー」シリーズの一着は軽やかで、はっ水性能を発揮する。肌寒い春先はもちろん、梅雨の時期にも活躍する。アイボリーのカラーが上品。グレンチェック柄のスーツは名門レダ社の生地。ウォッシャブル機能を備え、盛夏においても清潔感をキープしやすい。
Photograph: Osami Watanabe
Styling: Masayuki Sakurai, Akihiro Mizumoto
Hair & Make-up: Masayuki(The VOICE)
Edit & Text: Kenji Washio
※アエラスタイルマガジンVol.42からの転載です