旅と暮らし

爆速都市、深センのド派手なライトショーをみるに最高のホテル

2019.05.31

写真・図版 大石智子

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The Ritz-Carlton, Shenzhen(ザ・リッツ・カールトン深セン)
深セン/中国
香港から高速鉄道で15分! 深センで大人の社会科見学

“世界最速で成長する都市”と言われ久しい深センに、遅ればせながら昨年11月に行ってきました。深センといえば、ご存じ、漁村から中国のIT特区へ猛スピードで変貌を遂げた都市。キャッシュレス、無人ショップ、シェアリングエコノミー等をいち早く浸透させ、多くの街が深センを追いかける状態となりました。

WeChatを運営するテンセントや世界最大手のドローンメーカーであるDJIの本社が置かれていることでも有名で、ベンチャーキャピタルも数知れず。私が行ったのは半年前ですが、現地勤務の方曰く「細かなところはコロコロ変わりますよ」とのこと。とにかく流れが速いのです。

深センへは東京からの直行便もありますが、昨年9月に香港−広州間を結ぶ高速鉄道が開通したことで、香港からほんの15分で行けるようになりました。というわけで私もその鉄道を利用。予約せずに駅に行ったらビジネスクラスしか空きがなく、15分のぜいたくをすることに。フルフラットシートに軽食とスリッパ付き、充電完備で約3500円。お得な気分になってきますが正味15分です

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    まるで飛行機のビジネスクラスのようなシェル型のシート!
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    クッション付きでフルフラットになるのでぐっすり眠れます。しかし深センまでは15分!!

このホテルの客室は、ライトショーの特等席

さて、2泊3日の深セン旅行で私が拠点としたのが、「ザ・リッツ・カールトン深セン」。ホテルサイトを見てすぐに気づくのが、他都市の同ホテルよりも金額が手頃ということ。一泊2万円代前半から泊まることができ、なおかつ客室は50㎡以上。スイートでも4万円代と、高層ビルが立ち並ぶ大都市ですがホテルの値付けは全般的に低めです。

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アップグレードでジュニア スイート 1ベッドルーム(62㎡)に宿泊。
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家族が横並びで眠れそうな巨大ベッド! ダブルベッドをふたつ繋げているようです。この部屋でも4万円代でクラブラウンジへのアクセス付き。

ちなみに深センでデザインに特化したホテルも探してみたのですが、ピンとくるホテルがありませんでした。多くが外資の大手ブランドの大箱。出張や視察ツアーが多い都市ですから、隠れ家的ホテルのニーズは少ないのでしょう。

話は戻り、数ある大手のなかで「ザ・リッツ・カールトン深セン」に泊まる最大のメリットは、そのロケーション。深センで必見なのが、福田区で行われるライトショーなのですが、「ザ・リッツ・カールトン深セン」はこのショーを見るに絶好のポジションに位置しています。

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深セン人民広場ライトショーは、現在は金土祝日の夜に開催(19:30〜1時間ごとに15分×3回)。

ライトショーに使用されているLEDライトは150万以上、設置費用は約39億円!! そんな深センの気合が全力で注入されたライトショーを、金融ビル群側の客室から眺めることが可能なのです。クラブラウンジを利用できる客室を予約すればフリーのお酒や食事とともに同じ眺めを楽しめるとあって、優雅かつ効率的でかなりおすすめ。

というのも、地上でライトショーを見るためのスポットはいくつかあるのですが、けっこう歩きますし、開催日は混雑必至。花火大会と同じで行くだけで疲れてしまうので、私のような体力減退者はホテルから観るのが楽すぎました。それに、景観は人混みのなかで観るか静かな場所で観るかでだいぶ印象が変わるもの。特にこれからの暑い時期は涼やかなホテルで観るのが賢明です。雨天決行でも何の心配もいりません。

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クラブラウンジは6:30〜23:00で、他のザ・リッツ・カールトンと同じくフリーのフード&ドリンクが充実。朝食、昼食、アフタヌーンティー、夕食と時間ごとに異なるメニューが登場します。
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    クラブラウンジから眺める金融ビル群。ライトショーでは同じビルと思えないほどド派手な姿となります。
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    クラブラウンジでの朝食でいただいたワンタンヌードル。ラウンジでは朝食が混まないのも大きなメリット。ここでは差額も大きくないし、ぜひクラブレベルの客室へ!

細やかなサービスと落ち着ける空間、それだけで十分

客室はザ・リッツ・カールトンらしいクラシックで誰もが落ち着けるデザイン。植物もフルーツもきちんとしたものが置かれていて、全体的に手入れが行き届いている印象。部屋によっては高層ビル群側にバスタブが設置され、なんとも刺激的です。

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バスピロー&テレビ付きでゆっくりくつろげる。アメニティは他都市と同じくアスプレイ。

また、中国のホテルのなかではサービスが丁寧だった! 宿泊した時は雨だったのですが、ホテルの傘を借りて戻ってきた際は駆け寄るように傘をすぐ受け取ってくれたり、ラウンジのスタッフはさげて欲しいお皿を頼む前に片付けてくれたり、気が利いている。そして何より、笑顔が朗らかでした。

2泊3日あれば深センの要所は十分周れるはず。その短い滞在をより快適にするために、「ザ・リッツ・カールトン深セン」は最適なホテル。ライトショーが見える側、さらには他の都市より手ごろなクラブレベルの客室を予約すれば完璧です。

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7Fプールは大都会のなかのオアシス。
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客室から巨大な公園が見えましたが、これなんとショッピングモールの屋上!

最後にちらりと深センで周った箇所をいくつかご紹介。私は「トラベロコ」という現地ガイドさんのマッチングサイトで、ムタさんという女性に案内してもらいました。このサイト、完全アウェイの都市でときどき利用します。深センではムタさんが中国企業スタートアップ勤務ということもあって、現地の面白いお話をたくさん聞けてよかった!

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    電気街にはたくさんのアップルストア的なお店があったり……
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    電気街の中にはスマホなどを作るための部品がたくさん売られ、そのすぐ近くでiPhone的なものが販売されるカオス。
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    無人コンビニでは商品棚の開閉から支払いまですべてをスマホで操作。棚から商品を取ると重量に反応して決済となる。
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    ドローンの実演販売を見学。やっぱり日本で買うより安い!
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    マクドナルドや多くの飲食店で、商品選びや決済がタッチパネルで行われる。
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    正面はWeChatを運営するテンセントの本社。
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    スタートアップ企業が多く入るビル。規模が大きくなるにつれ広いオフィスに引っ越していくので、物件の動きが速い!

ザ・リッツ・カールトン深セン
一泊約¥22,000〜

プロフィル
大石智子(おおいし・ともこ)
出版社勤務後フリーランス・ライターとなる。男性誌を中心にホテル、飲食、インタビュー記事を執筆。ホテル&レストランリサーチのため、年に10回は海外に渡航。タイ、スペイン、南米に行く頻度が高い。最近のお気に入りホテルはバルセロナの「COTTON HOUSE HOTEL」。Instagramでも海外情報を発信中。

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