調べ・見立て(見立て)
編集長の「見立て」。
梅雨シーズン突入! 雨の日の靴を考えてみた。
2019.06.13
関東地方もすでに梅雨に突入しました。外回りの多いビジネスマンにとって、装いや持ち物に気を使うシーズンです。アエラスタイルマガジンの「調べ見立て」でアンケートを行った「雨の日に関する意識調査」の結果を見て、驚かされました。なんと、「雨の日が好き」と回答した人が、40%にも上ったのです。
「雨の日の装いで最も気を付けていることは?」の質問に対して、やはりいちばん気になるのは「スーツの裾の汚れや泥はね」。そして、それに次いで多かったのが「ビジネスシューズが防水や滑りにくいものであるか」という回答でした。外回りするビジネスマンが、「営業先に急いで向かうあまりに滑って転んでしまって」というトラブルはよく聞く話です。
ビジネスマンの靴への意識の高さは、「あなたは雨の日用の靴を持っていますか?」というアンケートの回答結果にも表れています。「レインシューズを持っている」が35%、防水機能のある靴を雨の日用にしている」が33%。この2つの回答を合算すると、7割近くのビジネスマンが雨の日のための靴を使っているということです。
なるほど。最初に述べた「雨の日が好き」な40%のビジネスマンは、この靴を履くのを楽しみにしているのかもしれません。例えるならば、長靴を履くのを心待ちにした子どものころのような気持ちでしょうか。憂鬱(ゆううつ)な天候が続くシーズンを、好きな靴を履くことで乗り切ろうというニッポンのビジネスマンのレベルの高さに感心させられます。
「梅雨に向けて欲しい雨の日用のアイテムは?」にも、51%が靴と回答しています。雨の日用の黒い靴を1足持っている方は、バッグやベルトと色をそろえるために、2足目は茶色の雨の日用を購入しましょう。もしも、まだ1足も持っていないとするならば……。アエラスタイルマガジンで、いくつかオススメのものを紹介しています。ぜひ、以下の記事をご覧になってみてください。
プロフィル
山本晃弘(やまもと・てるひろ)
AERA STYLE MAGAZINE
WEB編集長 兼 エグゼクティブエディター
「MEN’S CLUB」「GQ JAPAN」などを経て、2008年に編集長として「アエラスタイルマガジン」を創刊。ファッションやライフスタイルに関するコラムを執筆する傍ら、幅広いブランドのカタログや動画コンテンツを制作している。トークイベントで、ビジネスマンや就活生にスーツの着こなしを指南するアドバイザーとしても活動中。2019年4月にヤマモトカンパニーを設立し、現職に就任。執筆書籍に、「仕事ができる人は、小さめのスーツを着ている。」がある。
Photograph:Masaya Takagi,Hiroyuki Matsuzaki(INTO THE LIGHT)
Styling:Masayuki Sakurai,Akihiro Mizumoto,Tomohiro saitoh(GLOVE)
Hair & Make-up:Masayuki(The VOICE),Ryo(BEARD MAN)