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楽しいクルマ。
BMWがいつの時代も支持される理由

2019.07.04

楽しいクルマ。<br>BMWがいつの時代も支持される理由

昭和の終わりから平成の初めにかけて、日本はバブル景気に沸いた。消費がエスカレートしたバブルは、幅広い世代に高級なインポートカーの魅力を知らしめた時代でもあった。当時、多くの世代から人気を集めたモデルに、BMWの3シリーズがある。

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BMW3シリーズは、1975年に第1世代が登場して以来、世界販売累計1500万台以上を達成。写真は2世代目のE30型で、4ドア、2ドア、カブリオレなどをラインアップした。現在でも高い人気を誇る。

E30型と呼ばれるモデルで、3シリーズの歴史の中では2世代目にあたる。その実力や魅力はいまもファン垂涎のもの。専門ショップを訪れれば、現在、高値を付けたE30型に目を丸くしながらも、端正なスタイリングに魅了される。

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50代オトコである筆者の心の中でいつも輝いている3シリーズ。E30型の魅力を受け継いだ3世代目のE36型(1990年デビュー)からF30型(2012年)の各モデルで、プレミアムかつスタイリッシュな内外観を持ち、おしゃれに生きたいライフスタイルを目指す盛んな男たちの心を射抜いてきた。しかも、どのモデルも、運転席に座りドライブに出かけてみれば、その走りに「さすが」という言葉が、口をついて出てきた。 そんな3シリーズが新型に移行したが、7世代目となるニューモデルは、魅力を大きく引き上げていた。

目の当たりにした新型は、その存在感に驚く。ひと回り大きくなったボディーは、クラスを超えた堂々としたかっぷく。グレード感がまた一段階ステージを高めた印象だ。

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インテリアの進化も目覚ましい。直線を効果的に用いたシャープなデザインのインパネをはじめ、スタイリッシュに生まれ変わった。ダイヤルを用いていた空調の操作系も、プッシュ式に変更。「OK、BMW !」と声をかければ、音声認識システムが用件に耳を傾けてくれる。室内の広さも大きく変化。身長175cmが腰掛けて、膝の前と頭上にしっかりと余裕が残るリアシートなど、クラスを超えた空間を有する。

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試乗したモデルは、スポーティーな個性を磨いた330i Mスポーツ。2リッター直列4気筒DOHC16Vターボエンジン(258ps)は、40.8kg-mの強大なトルクを伴った圧倒的なパワーを誇り、アクセルを踏み込めば、迫力の加速を披露する。今回の試乗車の足まわりにはオプションとなる19インチのタイヤ&ホイールを備えていたが、路面からのショックのカドを巧みに丸め、ハンドリングはいたってシャープ。正確さも携え、1cm単位の操舵が楽しめるほどだ。BMWというメーカーのクルマづくりの本質に揺るぎない魅力を感じた瞬間だった。

ずっと乗っていたいと思うほど、新型3シリーズの走りは楽しく、完成度が高い。先日、ディーゼルモデルやプラグインハイブリッドなどが登場し、ラインアップも拡充した。3シリーズは、新たな令和の時代もその魅力で男心をくすぐってくれそうだ。

※写真は、実際の日本導入モデルと仕様が異なります。日本仕様は右ハンドル。

車名:BMW 330i Mスポーツ
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4715×1825×1430㎜
ホイールベース:2850㎜
駆動方式:FR
エンジン:2リッター直列4気筒DOHC16Vターボ
トランスミッション:8速AT
最高出力:258ps(190kW)/5000rpm
最大トルク:40.8kg-m(400N-m)/1550~4400rpm
タイヤ:前225/45R18、後255/40R18
車両本体価格(税込):¥6,320,000

問/BMWカスタマー・インタラクション・センター 0120-269-437
www.bmw.co.jp

Text:Haruhiko Ito (office cars)

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