紳士の雑学
スッキリしまえて長持ちさせる
ネクタイの保管方法を覚える
2019.08.29
クールビズが定着しましたが、ビジネスシーンにおいてはやはりネクタイは欠かせないものです。ただ、長さがあるものだけに収納には手こずりがち。たくさんあるネクタイを無造作に収納しておくと、シワになったり、ネクタイ同士がぶつかってキズがついたりしてしまいます。そこで今回はネクタイを効率よく保管して、長持ちさせる方法を覚えていきましょう。
たたむ? 吊るす? そのまま?
ネクタイを保管する3つの方法
ネクタイを保管するときは、収納スペースに応じて効率の良い3パターンを使い分けるのがオススメです。それは「コンパクトに丸める」「ネクタイ用ハンガーに吊るす」「二つに折ってケースに」の3つ。自分に合ったそれぞれの保管方法で大切なネクタイを上手に収納しましょう。
【保管1 丸める】
ネクタイを丸めて収納するメリットは、コンパクトになるのでかさばらず、見た目もキレイなところ。ネクタイを丸める際は、真ん中で軽く二つ折りにして、折った部分を内側にしてクルクルっと丸めていきます。
剣先が外側になるようにし、シワがつかないようにゆるく巻くのがコツ。ちょっと手間がかかりますが、小さくまとまりますので効率的に収納するのに最も適しています。仕切りのついた収納ケースに入れれば、キレイな見た目でネクタイを選ぶときにもサッと取り出せます。
【保管2 吊るす】
ネクタイの所有本数が多い人は吊るして保管するのがおすすめ。通常の洋服用ハンガーにかけると滑り落ちたりかさばったりするので、ネクタイ用ハンガーを活用しましょう。ネクタイの収納を省スペース化でき、吊るすことによって結び目やディンプルなどについたシワが自然に伸びます。ただし吊るしたまま長期保管するとホコリが付着したり、かけジワがついたりすることがあるので、ご注意を!
【保管3 平置き】
大切なネクタイのダメージをなるべく抑えて収納しておきたいときには、平置きがおすすめ。軽く二つ折りにして、ケースなどに平置きして保管。スペースが限定される場合は、さらに二つ折りにすればコンパクトになります。
平置きの場合は書類トレーなどに置いておくと、ショップの什器のようなお洒落なインテリアにもなります。長期保管する際はネクタイ購入時についている透明なカバーなどをつけてホコリをガードし、折りジワがつかないように気をつけましょう。
保管する前にネクタイをお手入れする
1日ネクタイを使用して、自宅に戻ったらそのまま収納……、それではネクタイにダメージを残してしまいます。着用後はしっかりお手入れをすることで断然長持ちしますので、大切なネクタイをしっかり守りましょう。
【お手入れ方法1 使用後は陰干しを徹底する】
ネクタイを着用した後はすぐには収納せずに、ハンガーにかけて半日ほど陰干しして汗ヌキきをしましょう。ネクタイを締めてできてしまったシワは、手で軽くポンポンと叩いて伸ばしましょう。
【お手入れ方法2 ブラッシングで汚れやホコリを除去する】
一日着用したネクタイには、汗や汚れ、そしてホコリなどが付着してしまっているもの。そこで自宅でネクタイを外したら、すぐにブラッシングをしましょう。こまめなブラッシングを習慣化すれば、ネクタイはいつも清潔で長持ちします。
【お手入れ方法3 アイロンや除菌・消臭スプレーは安易に使わない】
スーツのお手入れで使用するアイロンや除菌・消臭スプレー。これを同じようにネクタイに使用することは要注意。アイロンをかけすぎるとネクタイ特有のふわっと感がなくなってしまいますし、除菌・消臭スプレーは使いすぎるとシミや色落ちの原因になります。汚れが気になった場合はクリーニングに出しましょう。
まとめ
①収納はスペースに合わせて「丸める」「吊るす」「平置き」を使い分ける。
②ネクタイは汗やシワがつきやすいので、陰干しで休ませる。
③ネクタイを長持ちさせるなら、こまめなブラッシングを。
Edit・Text:Yasuhiro Okuyama(POW-DER)