旬のおすすめ
アンダー5万円で手にする堅実なる靴
2019.09.12
用途を考え抜いて設計されたアイテムは、その実用性の高さゆえに広く支持され、スタンダードという地位を確保する。5万円以下で手に入る、信頼できる定番を取り集めた。
オリエンタルの「スタンレー」。アッパーのサイドにかけて流麗な羽根を描くパーフォレーションが目を引くパンチドキャップシューズ。グッドイヤーウェルト製法。バランスの取れた設計で、つま先にかけてエレガントなラインを生み出す。アッパー素材はきめ細かなボックスカーフ。レザーソールはクローズドチャネルで仕上げられ、ワンランク上の上品さがうかがえる。
コール ハーンの「ゼログランド ウィング オックスフォード」の新色、バーニッシュ ワインレザー。クラフトマンシップに裏打ちされた深みのある仕上がりが目を引くアッパーの素材はソフトな羊革。また、オリジナルのテクノロジー「グランド.OS」を採用し、屈曲性と軽量性、クッショニングに優れている。クラシカルなスタイルと革新が融合し、軽快な履き心地を実現する。
42ND ロイヤルハイランド ネイビーコレクションの「CH7602F-01」。フランスはアノネイ社製のきめ細かなボックスカーフをアッパーに使用したチェルシーブーツ。スクエアトウの木型を採用し、アップ トゥ デートなフォルムにデザインされている。アウトソールはグランブルーカラーと呼ぶ深い青に手染めされ、ブランドのアイコンとなっている。グッドイヤーウェルテッド製法。
サンダースの「ハイトップ チャッカー」。柔軟性とクッション性に優れた履き心地が特徴のクレープソールを採用し、側面に泥除けを目的としたラバーテープをアッパー下部を覆うように巻き付けるマッドガード製法による象徴的なデザイン。かつてスティーブ・マックイーンが愛用したことで知られている。アッパーは、厳選されたリアルスエードで、ここではスナッフカラーを紹介する。
Photograph:Masaki Nakanishi
Styling:Tomohiro Saitoh(GLOVE)
Text:Kouki Nakasu