接待と手土産
「帝国ホテル」のシュトレン
すべて実食! 自慢の手土産#40
2019.12.09
![「帝国ホテル」のシュトレン<br>すべて実食! 自慢の手土産#40](http://p.potaufeu.asahi.com/1f2d-p/picture/19173740/3bd039356a97a1644d226a24ed83f0e3.jpg)
ホリデーシーズンに大活躍する一流ホテルの限定スイーツ。
世界中を旅するトラベラーをもてなすことの多い一流ホテルには、本物を知るゲストたちを満足させる逸品がそろっている。“贈り贈られ”が頻発する年末年始には、そのホテルクオリティーの手土産を使わない手はない。テッパンのスイーツはもちろん、パテやリエットなどのシャルキュトリや厳選茶葉の紅茶やハーブティーなど、ハイセンスな味わいのなかから特におすすめのギフト10個をセレクト。
まずは、ホテルの「御三家」とも言われ、日本の迎賓館として国内外のVIPをもてなす「帝国ホテル」から、ホリデーシーズンにぴったりのシュトレンを紹介。毎日薄く切り分けて少しずつ食べながらクリスマスを楽しみに待ちわびる、この時期に欠かせないスイーツだ。すっかり日本でもおなじみとなり、名だたるホテルやレストランではバラエティーに富んだシュトレンが続々とお目見えする。
イエスが産着に包まれている様子を表したものと言われ、真っ白な砂糖で覆われているのが一般的だが、似たようなルックスでも、味わいはさまざま。コーヒーや紅茶との相性が抜群で、コーヒーブレイクのお供にも最適だ。筆者もこのストーリーのあるロマンチックな焼き菓子がお気に入りで、自分用にはもちろん、クリスマスで華やぐ街の風景を横目に、年末まで働きつづけるビジネスパートナーに贈ることも多い。
帝国ホテル東京のシュトレンは、ナッツやドライフルーツをたっぷりと練り込み、アーモンドと砂糖を合わせたマジパンも加えた正統派。高級感がありながら、王道のレシピが筆者好みだ。しっとりとしたバター風味の生地とアーモンドやクルミ、イチジク、レーズン、レモンピール、オレンジピールなど洋酒に漬け込んだドライフルーツやナッツ、さらにはシナモンやナツメグなどの風味が混ざり合い、しかも時間の経過とともに一体感が増して、なじんでいく。ひと口ごとにおいしさがじんわりと口の中に広がって、ホッとひと息つかせてくれる。
常温保存が利いて、日持ちがいいのもおすすめの理由のひとつ。年末のギフトとして大活躍する焼き菓子なのだ。銀色の星が描かれた純白の箱に赤いバンドをかけたクリスマスらしいボックスデザインも一流ホテルのクオリティー。ホリデーシーズンには、この時期にしか買えない特別なギフトをぜひ贈りたい。
![ITL-1DX6297](http://p.potaufeu.asahi.com/22fe-p/picture/19173743/0d5587fb36dd588a49e0079db12c9d92.jpg)
帝国ホテル 東京
東京都千代田区内幸町1-1-1 ホテルショップ「ガルガンチュワ」
営業時間/8:00~20:00
定休日/無休
価格/シュトレン(大)4800円 (小)1800円 ※価格は税込み
問/03-3539-8086
https://www.imperialhotel.co.jp/j/tokyo/index.html
※12月25日(水)まで店頭にて販売。
Photograph:Hiroyuki Matsuzaki(INTO THE LIGHT)
Styling:Keiko Katanozaka
Edit & Text:Mayo Morino
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