旅と暮らし
本格的和食と江戸前寿司の
"すし懐石"で上質な接待を[部長の名店]
銀座 壮石
2019.12.23
築地のすし屋「寿司岩」の創業家族が独立し、再び創業家の味を提供しようと2010年に開店した「銀座 壮石」。
お好みのすしはもちろん、すしと和食を組み合わせたすし懐石は、食通の舌を満足させ、ゆっくりと落ち着いた接待を演出してくれると評判。
振る舞われるすしは"づけ""煮る""締める"と江戸前の仕事を施したもの。懐石コースを頼めば、すし前に、料理長特製の「前菜の盛り合わせ5品」「刺身」「野菜の炊き合わせ」などが振る舞われ、季節感あふれる料理を堪能した後、江戸前ずしで締めることができる。
また、注目したいのはワイン。和食とワインが合うことは周知の事実だが、壮石のワインの9割は日本ではなじみの薄いオーストリアワイン。オーナーがオーストリア政府公認のワイン大使というだけあって、食事のうまみが膨らむオーストリアワインを堪能できる。
「おかみさんの気配りが素晴らしい」と部長の言うホスピタリティーも上質な接待の一助に。
お好みずしならカウンターで、すし懐石ならテーブル席で。個室はないが、席はゆったりとしつらえられており落ち着いて接待できる。
Photograph: Reiko Masutani
Text: Sachiko Ikeno