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腕時計
【ニッポンにはグランドセイコーがある。】
第1回
2020年、GSの新しい幕開け。
真摯(しんし)なモノづくりと革新性は、さらに先へ
2020.02.06
今年グランドセイコーは誕生60周年を迎えた。ここで時計の針を当時に戻してみよう。
前年にオリンピックの東京招致が決定し、時代は一気に加速した。国家予算の3分の1近くをかけた都市計画が発令され、新幹線や首都高速、地下鉄といった交通インフラの整備をはじめ、競技場やホテル建造など東京は古きを捨て、新しきを目指した。だがあふれる夢に対し、こぼれ落ちるものもあったに違いない。熱気に浮かれるなか、人々は何を目指したのだろう。それは果たしてゴールか、スタートか。
そんな浮き足立つ時代の趨勢(すうせい)に対し、新たな指針となるべく誕生したのがグランドセイコーだった。高級腕時計の代名詞とされてきたスイス製に後れを取ることなく、それを凌駕(りょうが)する国産最高級の腕時計を目指し、“実用時計の最高峰”をコンセプトに掲げた。
それは、正確さはもちろんのこと、ひと目で時刻が読み取れる視認性、使いやすさや耐久性といった、時計という道具に求められる本質を高次元で実現することであり、日常に寄り添う満足と信頼、長年の愛着に応える美意識こそが日本の高級腕時計の在り方という考えに基づく。
志はいまも受け継がれ、先進技術で品質や性能に磨きをかけながらも、太く力強い存在感漂う時分針や多面カットのインデックスといった、セイコースタイルと呼ばれる独自の意匠を変えることはない。それは進化であると同時に、深化と呼ぶにふさわしいだろう。
60年目を迎えた新しい幕開けに、グランドセイコーは自らの切り拓いてきた領域から、さらに世界に向けたより上のステージへと視座を高めた。誰もがまだ見ぬその先へ。針はさらに刻み続ける。
【ニッポンにはグランドセイコーがある。】
第2回 世界を圧倒するクオーツの開拓者の記事はこちら
問/セイコーウオッチ株式会社 0120-302-617(9:30〜21:00、土日祝日は17:30まで)
「グランドセイコーブランドストーリー特設サイトはこちら」
Text:Mitsuru Shibata
Photograph:Tetsuya Niikura(SIGNO)
Edit:Ai Yoshida
Direction:Teruhiro Yamamoto(YAMAMOTO COMPANY)