週末の過ごし方

とうとう解禁。「ボラカイ島」は最後の楽園だった!
刺激と自然があふれる、フィリピン最新事情vol.3

2020.05.01

とうとう解禁。「ボラカイ島」は最後の楽園だった!<br>刺激と自然があふれる、フィリピン最新事情vol.3

<<vol.2はこちら

フィリピンの魅力は、激動のマニラだけにとどまらない。7000以上もの群島で形成されているだけあり、数多くの島が世界のベストビーチに選ばれているのだ。絶景を求めて世界中から人が集まり、ラグジュアリーリゾートが増加するいま、ビジネスパーソンが訪れるべきはどこなのか。今回は、環境保全のため半年間閉鎖し、2018年末にようやく解禁となった、とっておきの楽園「ボラカイ島」の魅力を紹介する。

一度は島を閉鎖。自然を守り、美景がよみがえった

3_2
長さ7.5kmほどの小さな小島が、世界中から注目されている。

ボラカイ島へは、首都マニラから90分ほどのフライトで到着。島の西側には約4kmものホワイトビーチが広がり、世界のベストビーチ・アジアNo.1にも選ばれた絶景リゾートだ。しかし近年、海外資本によるリゾートが一気に増え、環境汚染が進行。見かねたドゥテルテ大統領が島の閉鎖に踏み切る。環境保護の設備投資を行って、ようやく再オープンしたのが2018年末のこと。海水の透明度は格段に上がり、白砂はミルクのようなきめ細やかさに。島本来の美しさを取り戻したいまこそ訪れるべきパラダイスなのだ。

3_3
抜けるような青い空に、白壁とガラスの外壁が映える。

名だたるリゾートが立ち並ぶなかで、モダンかつスタイリッシュなムードを放っているのが「クリムゾン・リゾート&スパ ボラカイ」。ホテルへは、専用のスピードボートで向かう。プライベートビーチに降り立ってからフロントでチェクインする離島ならではのスタイルだ。

  • 600_3_4
    心からくつろげる淡い色合いのインテリア。
  • 600_3_5

部屋は全面ガラス張りで、もちろんオーシャンビュー。ベッドルームとバスルームがウォークスルーで、バスタブから海が見えるスケルトン仕様に心が躍る。光があふれ風が抜ける“心身の解放”を体感できるリゾートだ。

フィリピンの伝統医療マッサージで男を磨き上げる

3_6
森の奥、突如ヴィラが現れる。

さて、ボラカイ島でどう過ごすか。今回は3つの楽しみ方を提案したい。まずひとつが「男磨き」だ。訪れるべきは、島の高台に立つ「マンダラ スパ&リゾート ヴィラズ」。緑深き森の奥にひっそりとたたずむヴィラスタイルのスパ。専門技術を学んだスペシャリストたちによるハイレベルな施術に、心身がとろけること必至だ。

  • 600_3_7
    カップル使用も可能。
  • 600_3_8
    オーガニックのボディーケア、ヘアケアが購入できる。

さまざまなトリートメントメニューがあるが、フィリピンの伝統医療であるヒロットマッサージを取り入れた「ヒロット・トリロジー」が正解。施術前に温めたバナナの葉で体のバランスをチェックするなど、独特の手法が興味深い。フィリピンの国花、サンパギータ(ジャスミン)とココナッツオイルを用いて、指全体で筋肉とリンパに働きかける。「冷えを取り除き、温かい状態に戻す」のが目的で、施術後は心なしか視界が広く感じるほど。身も心もデトックスされ、まっさらな自分を実感することができるだろう。

アイランドホッピング、ビール、肉、音楽…明日の英気を養う

3_9
どこまでも歩いて行けそうな遠浅のビーチ。
3_10
  • 600_3_11
    ビール、肉、音楽を楽しむ人たちで常ににぎわう。
  • 600_3_12

存分に体を動かしたあとは、「ロス・インディオス・ブラヴォス」でディナーを楽しみたい。クラフトビールとステーキがバリエーション豊富にそろう名店で、店内での生演奏に耳を傾けるのも一興。おおらかで明るいフィリピンのムードに包まれ、心と体がほぐれるはずだ。

インフィニティプールでおこもりするのも楽しい

3_13
目の前に夕日が沈む見事な設計。

せっかくラグジュアリーリゾートに滞在しているのだから、3つ目となるラストは、「クリムゾン・リゾート&スパ・ボラカイ」が誇るインフィニティプールを堪能したい。プールはホテルの上層階にあり、刻一刻と表情を変える海を見下ろすことができる。泳ぐもよし、読書するもよし、ときにはまどろむのもいいだろう。インフィニティプールは真西に向いており、特に6月~7月は眼前に沈みゆく夕日を眺めることができる。日常から離れた場所で自分の内面を見つめると、新たな発見があるかもしれない。

3_14

世界でいちばん美しい島に選ばれたパラワン島、世界のサーファーが目指す聖地「クラウド9」を要するシャルガオ島など、フィリピンにはまだ多くの至宝が眠っている。ボラカイ島をはじめ、冒険者気分で自分だけの楽園を探しに出かけてみれば、新たなる刺激が待ち受けていることだろう。

<<vol.2はこちら

クリムゾン・リゾート&スパ ボラカイ Boracay, 5608 Aklan
マンダラ スパ&リゾート ヴィラズ Barangay Manoc-Manoc, Boracay Island, Malay, 5608 Aklan
ロス・インディオス・ブラヴォス White House Beach Resort, 704 Sitio Pinaungon Balabag Boracay, Malay, Aklan

取材協力/フィリンピン観光局

Text:Maho Honjo

買えるアエラスタイルマガジン
AERA STYLE MARKET

装いアイテム

おすすめアイテム

あなたへのおすすめ

トレンド記事

  1. 俳優・町田啓太、イタリアの空の下で。<br>─トッズのクリエイションを知る旅へ─

    俳優・町田啓太、イタリアの空の下で。
    ─トッズのクリエイションを知る旅へ─

    週末の過ごし方

    2024.11.13

  2. “カルト的人気”のワインを求め、<br>いざ、南イタリア・プーリアへ。

    “カルト的人気”のワインを求め、
    いざ、南イタリア・プーリアへ。

    週末の過ごし方

    2024.11.20

  3. ブレザー人気が再燃。なかでもエルメスとブルックス ブラザーズ、<br>ラルフのビンテージものは争奪戦が激アツ!<br>ファッショントレンドスナップ206

    ブレザー人気が再燃。なかでもエルメスとブルックス ブラザーズ、
    ラルフのビンテージものは争奪戦が激アツ!
    ファッショントレンドスナップ206

    カジュアルウェア

    2024.11.21

  4. 『Mr.&Mrs.スミス』<br>いま観るべき、おしゃれな海外ドラマとは? #85

    『Mr.&Mrs.スミス』
    いま観るべき、おしゃれな海外ドラマとは? #85

    週末の過ごし方

    2024.11.14

  5. ニットが恋しくなる季節到来!<br>100年以上の歴史を持つ老舗が作る、<br>オーバーサイズのカーディガン。

    ニットが恋しくなる季節到来!
    100年以上の歴史を持つ老舗が作る、
    オーバーサイズのカーディガン。

    AERA STYLE MARKET

    2024.11.20

紳士の雑学