週末の過ごし方

マニラで人気! サスティナブルな邸宅レストラン
刺激と自然があふれる、フィリピン最新事情vol.2

2020.04.24

マニラで人気! サスティナブルな邸宅レストラン<br>刺激と自然があふれる、フィリピン最新事情vol.2

<<vol.1はこちら

いまビジネスパーソンが熱い視線を注ぐ街、フィリピンのマニラ。経済の発展とともに治安が安定し、生活環境も改善、多数の日本企業がビジネス好機と見て進出している。また公用語が英語ということから、語学のブラッシュアップのためにセブ島などへ短期留学するビジネスパーソンも増えている。国全体が大きく変化するなかで、ピックアップしたいのが、じつは食トレンド。第1回はイギリス、香港から凱旋帰国したシェフによるヒップなレストラン「トーヨー・イータリー」を訪れたが、第2回はまた趣の違う、完全予約制の邸宅レストラン「パープル・ヤム」を紹介したい。

N.Y.発! 特別な時間が流れるプライベートダイニングへ

  • 600_2_2.jpg
    フィリピンの上流階級のインテリアがそのまま残されている。
  • 600_2_3.jpg

このレストランは、実は世界で2店舗目。1店舗目はなんとN.Y.にあり、オーナー夫妻がアメリカ在住時代にフィリピン料理店としてオープン。フィリピン料理自体、まだ珍しいこともあって話題を呼び、いまもなおブルックリンの人気店としてにぎわいを見せている。この2店舗目は、オーナー夫妻の両親宅をレストランに改装し、完全予約制のプライベートレストランとしてオープンさせたものだ。戦後から残る瀟洒(しょうしゃ)な邸宅で、調度品などはそのまま残しており、当時の上流階級のムードを体感できるのがいい。

2_4.jpg
フィリピンの地のものを生かした、進化したフィリピン料理が楽しい。
  • 600_2_5.jpg
  • 600_2_6.jpg

食事のクオリティーは言わずもがな。ニューヨーカーの舌を満足させたシェフによる“モダン・フィリピーノ”が提供される。食材にもこだわりがあり、予約を受けた時点で信頼する生産者から肉、魚を仕入れ、契約農家より地野菜を取り寄せるのが特徴。地球環境や生態系にまで配慮した、サスティナブルな隠れ家レストランなのだ。単に贅を凝らした料理ではなく、食材の経緯も含めたストーリーまで提供する。フィリピンにおける美食の価値観が進化していることを肌で感じるレストランである。

歴史遺産を巡り、フィリピンの歴史を目に焼きつける

2_7.jpg
イントラムロス内には、美しい教会や大聖堂が立ち並ぶ。

古きよき時代の空間を堪能したなら、スペイン統治時代の歴史が感じられるエリアへと足を延ばしたい。マゼランの上陸とともにさまざまな戦いが繰り広げられてきたフィリピン。街に残る史跡を歩けば、その歴史とともに、美しい伝統も目にすることができる。高層ビルが立ち並ぶ中心部や、開発が進むベイエリアとは違う魅力を放つのが「壁の内側」という意味の「イントラムロス」。堅固な城壁に守られた城塞都市で、スペイン統治時代は教会、大学、病院などが建設された場所。いまは庶民のありのままの生活が垣間見える。

2_8.jpg
「サン・アグスチン教会」は1587年から約19年もの歳月をかけてつくられた。
  • 600_2_9.jpg
  • 600_2_10.jpg

なかでも訪れるべきは、マニラ唯一の世界遺産「サン・アグスチン教会」。1606年に完成したフィリピン最古の教会で、パリから運ばれた荘厳なシャンデリアやイタリア人アーティストによる祭壇や壁画は必見。南国らしいパイナップルのモチーフが使われている箇所もあるので、ぜひ探してみたい。周辺には、1935年に軍事顧問として迎えられたマッカーサーが6年滞在した「マニラ・ホテル」、庭園が美しい「サンチャゴ要塞」や「サン・ディエゴ要塞」、また要塞をリノベーションした「スターバックスコーヒー」などが立ち並ぶ。激動の歴史に思いをはせながら、学び歩くのにうってつけのエリアである。

一日の締めくくりは、ラグジュアリーなルーフトップバーで

2_11.jpg
高層ビルを眺めながら、ゆったりとくつろぐことができる。

最旬のマニラと歴史深きマニラ。発展を続ける街の変容ぶりを俯瞰(ふかん)で眺めることができるのが、ルーフトップバー。増えつづける高層ビルの屋上に、次々とルーフトップバーがオープンし、絶景を眺めながらお酒をたしなむのがトレンドとなっているのだ。話題のバーのなかでも、ビジネスパーソンへのおすすめは、ラグジュアリーホテル「フェアモント・マカティ」のルーフトップ。ビジネスエリアのマカティにあり、落ち着いたムードが漂うのが魅力。ハイエンドな銘柄のシャンパンから、クラフトビール、南国フルーツを使ったカクテルまで、気分でさまざまに選べるのがいい。

2_12.jpg

アジアの最注目株、マニラの摩天楼を眺めていると、明日へのエネルギーを感じるとともに、南国ならではの生ぬるい風がゆったりとした気持ちも誘う。この緩急のバランスに旅の達人も、ビジネスパーソンもとりこになっているのかもしれない。vol.3は、フィリピンの至宝、ホワイトサンドが輝くボラカイ島へと案内する。

<<vol.1はこちら

  vol.3に続く>>

パープル・ヤム 603 Julio Nakpil Street Corner Bocobo Malate, Manila
サン・オーガスティン教会 General Luna St, Manila, 1002 Metro Manila
フェアモント・マカティ 1 Raffles Drive, Makati Ave, Makati, 1224

取材協力/フィリンピン観光局

Text:Maho Honjo

あなたへのおすすめ

トレンド記事

  1. 書家・根本 知さんと巡る<br>老舗の看板を読み解く<br>【第1回 日本橋】

    書家・根本 知さんと巡る
    老舗の看板を読み解く
    【第1回 日本橋】

    週末の過ごし方

    2026.06.05

  2. 映画『Michael/マイケル』に見る伝説のファッションアイテムとは?<br>ファッショントレンドスナップ 222

    映画『Michael/マイケル』に見る伝説のファッションアイテムとは?
    ファッショントレンドスナップ 222

    カジュアルウェア

    2026.06.16

  3. 3秒で抽出準備が完了する高速加熱機能を搭載<br>「コーヒークリエーションズ モード」専用ボタンを初採用<br>コーヒー体験の可能性を広げる「ヴァーチュオ アップ」発売中

    3秒で抽出準備が完了する高速加熱機能を搭載
    「コーヒークリエーションズ モード」専用ボタンを初採用
    コーヒー体験の可能性を広げる「ヴァーチュオ アップ」発売中

    週末の過ごし方

    2026.06.15

  4. 次の休暇は、宮古島という選択。<br>キャノピーbyヒルトンで見つけた、余白の価値

    次の休暇は、宮古島という選択。
    キャノピーbyヒルトンで見つけた、余白の価値

    週末の過ごし方

    2026.06.16

  5. VOLVO EX30 Cross Country(ボルボ EX30 クロスカントリー)<br>【「旅」を美しく彩るクルマは、<br>「人生」を変えてしまう魔法を持つ。】

    VOLVO EX30 Cross Country(ボルボ EX30 クロスカントリー)
    【「旅」を美しく彩るクルマは、
    「人生」を変えてしまう魔法を持つ。】

    週末の過ごし方

    2026.06.16

紳士の雑学