バッグ
いまっぽい親近感を生む汎用性の高いデザイン。
[働くバッグの新定番。]トートバッグ編
2020.05.26
![いまっぽい親近感を生む汎用性の高いデザイン。<br>[働くバッグの新定番。]トートバッグ編](http://p.potaufeu.asahi.com/03a3-p/picture/21457931/cd54e98047a44762a3bb8feefbeee89d.jpg)
必要なのは現代的な「スマートさ」。モダンで無駄のないデザイン、いまのライフスタイルに即した機能性が、その物差しとなる。ふとした瞬間に持っててよかったなと感じられる、新たなる相棒探しをサポート。
バックパックほどカジュアルすぎず、ブリーフケースほどかしこまったイメージもない。つまり、最も汎用性が高く使えるのがトートバッグである。だが、ビジネスに用いるのであれば注意が必要。なるべく品位を損なわないものを選びたい。上質なレザーやパリッとしたキャンバス地のものであれば、装いを邪魔せずに、しっかりとした立ち姿へと導いてくれる。汎用性の高さはビジネスシーンだけにとどまらない。合わせるアイテムを選ばないので、オフにも重宝する。美しい見た目のシンプルなものから、ポケットを複数配したもの、ラギッドなものなどデザインも豊富。適材適所で、賢く選びたい。
フルラ
高級感を生むシボ革と柔和なデザインが魅力。
![750_02.02.20_ASM123_kage](http://p.potaufeu.asahi.com/6176-p/picture/21458000/a23f6375f993b6c9b3b3683750891cc2.jpg)
ひと目で高級感を訴えかける、しなやかなフォルム。ビジネスに用いてもしっかりと自身のステイタスを代弁してくれるだろう。ハンドルは長めで、肩掛けしても決まって見える。開口部両端のストラップでボリュームの調整ができ、シルエットも遊べる。ダブルフェイスで仕上げた内側の白がアクセントに。
ベルト部分はブランドの頭文字をモチーフにした、遊び心を感じるデザイン。底が深いバケットタイプで、自由に物が出し入れできる。白で仕上げた内側に、ブルーのジップ付きポケットが、しゃれ心をくすぐる。
ダニエル&ボブ
キャンバスとレザー、異素材が織り成すモダンな機能美。
![750_02.02.20_ASM055_Q_kage](http://p.potaufeu.asahi.com/307f-p/picture/21457998/e4ace7484dc39aee3d82c99dbdc80a52.jpg)
ホワイトキャンバスに、ブラックレザーのコントラストがシックな趣。ハンドルから底部までぐるりと配したテープは、耐久性とアウトドアライクなムードを付与している。1泊程度の出張や旅にも適した容量のあるサイズで、無造作に荷物を詰め込み、ラフに斜め掛けしても様になる。
![500_02.02.20_ASM095](http://p.potaufeu.asahi.com/5e4c-p/picture/21458007/7f0a2af7e5119b3d6524568a3fa895ae.jpg)
自由度の高い間仕切りなしの内部には、取りはずし可能なポーチがつく。交通系ICカードを入れておけば、改札口でもたつくこともない。控えめなブランドロゴが知的な印象。
ブリーフィング
ポケット多数、手持ちも肩掛けもできるフレキシブルな機能派。
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ブランド設立当初から展開している「メイドインUSA」コレクションに、「ディープシー」と呼ばれる新色が登場。耐摩耗性に優れたナイロンボディーが濃紺で表現されることで、落ち着きとアクティブな男性像を演出できる。前面の3つのポケットが、リズミカルなアクセントに。
![500_02.02.20.ASM098](http://p.potaufeu.asahi.com/5b1e-p/picture/21458005/c117793ae6d88864652eca50948af2ab.jpg)
背面にはトロリーケースに通せる面ファスナーを搭載。出張時でも心強い味方となる。折りたたみ傘やドリンクなどを収納できるサイドポケットも利便性を高めている。
エッティンガー
ワイルドな色みとレザーの補強で男らしさを演出。
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高密度に織り上げたキャンバス地を採用した、英国王室御用達らしい端正なデザインが魅力。素朴な色合いのブラウンと、随所に用いたレザーにより、ラギッドでタフなイメージを備えている。使い込むほどに味が出る素材と作りで、オンオフ問わず活用してエイジングを楽しみたい。
![500_02.02.20_ASM097](http://p.potaufeu.asahi.com/96e2-p/picture/21458066/da6b76b28ccef9f1dc635004072909d3.jpg)
素朴な見た目ながら、内部は仕切りが多く、書類や小物を小気味よく整頓できる。センターにはジップつきの間仕切りがあるので、貴重品などの収納にも有効。
ドレスとカジュアル、模範コーデはこんな感じ。
【DRESS】
色気あるスタイルにトートの茶目っ気をプラス。
洒脱なブラウンスーツに、さりげないスカーフ。色気のある装いは、トートバッグでカジュアルに引き算するのが賢明。補色使いのアズーロ・エ・マローネで、色合わせもバッチリ。
スーツ¥130,000/タリアトーレ(トレメッツォ 03-5464-1158)、ニットポロ¥19,000/ビームスF、シューズ¥115,000/エンツォ ボナフェ、スカーフ¥8,800/ヴィンチェンツォ ミオッツァ(すべてビームス 六本木ヒルズ 03- 5775-1623)
【CASUAL】
トートで軽快さが増したアクティブな休日コーデ。
旬なリネン素材のジャケットを、ショーツとスニーカーで遊んだオフの装い。容量のあるトートバッグはショッピングのお供にも重宝する。
ジャケット¥63,000/チルコロ 1901(トヨダ トレーディング プレスルーム 03-5350-5567)、Tシャツ¥34,000/ドルモア(ビームス 六本木ヒルズ 03-5775-1623)、パンツ¥15,000/ブリリア 1949、シューズ¥45,000/フィリップ モデル(ともにトヨダトレーディング プレスルーム 03-53 50-5567)
掲載した商品はすべて税抜き価格です。
Photograph: Tetsuya Niikura(SIGNO)
Styling: Eiji Ishikawa(TABLE ROCK. STUDIO)
Edit & Text: Ryuta Morishita