週末の過ごし方
サーフィンがコンセプト
MINIの限定車は、シティ派にも似合うのか?
2020.05.29
昨今、人気インポートSUVのトレンドは、クーペスタイル。しかし、流行りだからという理由だけで車種を選ぶのも、物足りない。SUVならではの無骨さやワイルドな個性も持ちながら、さまざまなファッションにもマッチするレンジの幅広さがほしい。そんな思いにマッチするモデルのひとつが、MINIの「クロスオーバー」だ。
MINIは、3ドア、5ドア、コンバーチブル、クラブマン、クロスオーバーと、多様なボディスタイルをラインアップする。
どのモデルも捨てがたい魅力を持っている。3ドアは軽快さ、加えて5ドアは便利さと快適さ、コンバーチブルはオープンエアドライブが楽しめるのが最高だ。クラブマンは5ドアよりさらに長いホイールベースによる優れた居住性と、リアにスプリットドアを携えるワゴンスタイルも魅力。そして、クロスオーバーは、室内の広さとともに、高い車高と優れた走破性も備える。
MINIならではのデザインに加えて、SUV的な個性にあふれるのが、クロスオーバーなのである。
専用のエクステリアは、たくましい印象。ヘッドライトは、ほかのMINIとは異なるデザインで、ダイナミックなフロントグリルに加え、フォグランプを内蔵したエアダムもオールラウンダーとしてのワイルドさを有する。
ホイールアーチに装着されたクラッディングパーツも、SUVのタフネスぶりを誇る部分だ。そしてルーフレールにも、旅に向かう冒険心が掻き立てられる。
クロスオーバーのボディサイズは全長4315×全幅1820×全高1595mm。ワイドで背の高いルックスは、存在感たっぷり。都会の道で埋没することはなく、多くの注目を集める。青い海と空に抱かれる海岸線でも、キャンプ場への木々に囲まれる道でも、心躍る時間を楽しめる。
MINIクロスオーバーは、バリエーション豊富なエンジンラインアップも魅力だ。ガソリンユニットは3タイプ。プラグインハイブリッドや、2種のディーゼルユニットも設定する。
走りのよさもMINIの魅力で、安心感とスポーティな走りを両立したドライビングフィールは、このクロスオーバーでも堪能できる。さらにスポーツ性を高めたJCWモデルもある。
注目のMINIクロスオーバーだが、個性的な限定モデルが登場している。「サーフィン」をコンセプトにデザイン開発された仕様だ。しかもインポートモデルで人気のディーゼルモデルであり、2WDと4WD(ALL4)を用意する。
クロスオーバーのクーパーDと、クーパーD・ALL4をベースにした、この限定車の名は「Cornwall Edition(コーンウォール・エディション)」だ。
この限定モデルのネーミングは、全長約700kmにもなるイギリス最長の海岸線を持つコーンウォール州に由来。その地は、長い海岸線に、美しい港町やビーチ、サーフスポットが点在し、夏のリゾート地として人気だ。そして、英国のサーフィンの聖地として知られるNewquay(ニューキー)も抱く土地でもある。
シートのファブリックは、クロス/レザレットの専用タイプで、後席には40:20:40の分割可倒式リアシートを採用。ラゲッジ・ルームは最大1390リッターで、サーフ・トリップの心強い味方に。5'11"サイズのサーフボードが積み込めるという。
装備面も注目点で、アクティブクルーズコントロール、ナビゲーションシステム、電動テールゲート(イージーオープナー機能付き)、スポーツシート、リアビューカメラなどの充実装備に加えて、特別装備を多数採用。
ムーンウォークグレーメタリックのボディカラーをはじめ、ブラックルーフレール、ブラック18インチ・ピンスポークアルミ、アダプティブLEDヘッドライト/LEDデイライトリング、フロント&リアPDC(パーク・ディスタンス・コントロール)、パーキングアシストなどの特別装備がアイテムリストに加わる。
コーンウォール州の海をモチーフにオリジナルデザインで仕上げたサイドスカットルも目を引くアイテムだ。
MINIの限定仕様で、人気のSUVスタイルを備えたディーゼルモデル。都会の道でも存在感満点だ。
サーフィンを楽しむ諸兄はもちろん、筆者のようにいつかはサーフィンをと憧れつつサーフブランドのファッションを好むシティ派にも注目の1台。海や山にと、家族で楽しむ時間を大切する人にも選んでほしいモデルである。
※写真は、実際の日本導入モデルと一部の仕様が異なります。
※価格はすべて消費税込みのものです。
MINI Crossover Cornwall Edition プライスリスト
MINI Crossover Cooper D Cornwall Edition/¥4,700,000
MINI Crossover Cooper D ALL4 Cornwall Edition/¥4,940,000
MINI カスタマー・インタラクション・センター 0120-3298-14
https://www.mini.jp
Text:Haruhiko Ito (office cars)