靴
スーツやビジカジに合わせたい 最新の白スニーカー3選
2020.07.17
スーツに合わせる靴として真っ先に思い浮かぶのは革靴ですが、そこにスニーカーという選択肢を加える人が増えてきています。
文部科学省の外局であるスポーツ庁が「FUN+WALK PROJECT」を提唱し、その一環として歩きやすい服装での通勤を推奨していることからも、ビジネスシーンにおいても徐々にこうしたムーブメントが浸透しているように思います。では、どんなスニーカーが相性がいいのか? スーツやビジネスカジュアルに合わせたいスニーカーを紹介していきます。
スーツやビジカジに合うスニーカーとは?
着る服によってマッチするものが変わるのは当然ですが、ビジネスシーンにおいては「シンプル」がキーワード。派手なデザインや彩色が際立つアイテムを、さまざまなルールや制限があるオンビジネスのジャケットスタイルに合わせるのは少し難易度が高いように思います。
そこで今回集めたのは「白スニーカー」。清潔感があり爽やかな印象を持つ白スニーカーは、スーツやビジネスカジュアルに合わせるアイテムとしてイメージしやすいはず。
黒やダークネイビーなどの重たい色のスーツやジャケットだと、足元とのコントラストが強くなりすぎてしまうので、グレーやライトブルー、明るいネイビーなどのスーツと合わせるのがおすすめです。
イタリアで1975年に創業したシューズブランド「サントーニ」のアイテムは、装飾性を抑えたミニマルなデザインで合わせる服を選ばず、スーツとのコーディネートもイメージしやすいアイテムです。
上質なホワイトレザーを使用した高級感のある趣と、イタリア製ならではの美しい仕上がりは、スーツが持つドレッシーなムードを引き立たせてくれます。光沢のある華やかなスーツなどに合わせたい一足。パーティーなどのにぎやかなシーンにもおすすめです。
カジュアルなシーンで盛り上がりを見せる機能的な生地を用いたファッションは、フォーマルの世界にも浸透し、ストレッチ素材や防水、耐摩擦に優れた生地で仕立てられたスーツやセットアップが増えてきました。そうした機能的なアイテムに合わせたいのがイギリスのブランドである「ウォルシュ」のスニーカー。
1980年代のランニングシューズのデザインを復刻させた一足は、スポーティーで機能的な生地との相性がよく、さらにクラシックなデザインなのでジャケットやスラックスに合わせやすいのが魅力。レザーの高級感とも相まって、スーツの品位を落とさないコーディネートが可能です。
2005年にフランスで設立された「ヴェジャ」は、ブラジルのゴム農家と契約して得た天然ゴムを用いたり、オーガニックコットンやナイロンのリサイクルファブリックを使用するなど、エシカルな観点からプロダクトをリリースするシューズブランド。ファッションを楽しむうえでもそうした意識が必要になってきたいま、こうしたブランドのシューズを履くというのも選択肢のひとつです。
スポーティーながらも装飾性の少ないデザインなので、前述の機能的なスーツとの相性はもちろん、ネイビーブレザーとグレースラックスを合わせた王道なジャケパンスタイルにもおすすめ。カジュアルなムードがあるので、ジャケパンスタイルのハズシ役として履きこなしたいところです。
※掲載した商品はすべて税抜き価格です。
Photograph:Yuki Kina
Styling:Hidetoshi Nakato(TABLE ROCK.STUDIO)
Text:Yuichiro Tsuji
Edit:Tomoko Komiyama