靴
スーツやビジカジに合わせたい 最新の黒スニーカー3選
2020.07.30
スーツに合わせる靴として真っ先に思い浮かぶのは革靴ですが、そこにスニーカーという選択肢を加える人が増えてきています。
文部科学省の外局であるスポーツ庁が「FUN+WALK PROJECT」を提唱し、その一環として歩きやすい服装での通勤を推奨していることからも、ビジネスシーンにおいても徐々にこうしたムーブメントが浸透しているように思います。では、どんなスニーカーが相性がいいのか? スーツやビジネスカジュアルに合わせたいスニーカーを紹介していきます。
スーツやビジカジには黒いスニーカーが合う
スーツに合わせる革靴は、その大半が黒か茶色。黒いスニーカーであれば、革靴と似たような感覚で合わせやすいはず。ということで、今回集めたのは「黒スニーカー」。
ストイックにオールブラック、さらに使われている素材が表革やスエードであればきっと難易度が低く感じるはず。黒いスーツはもちろん、チャコールグレーのスーツとも相性が抜群。ダークトーンでクールに決めたいアイテムを紹介します。
日本を代表するスポーツブランド「アシックス」が手がける、スポーツにインスパイアされたファッションアイテムをリリースする「オニツカタイガー」。アーカイブにあった内羽根式のコートシューズをデザインベースにした一足は、厚めのシャークソールでボリューミーな仕上がり。シンプルながらも存在感があります。
ソールのかかとには衝撃緩衝性の高いαGEL Foamを搭載し、インソールもクッション性を高めた設計。さらにはアーチの沈み込みやかかとのぐらつきを軽減するサポート性能も付与するなど、履き心地は申し分なし。細身のスーツと合わせてシルエットのコントラストを楽しみたいアイテムです。
防水やストレッチ性を持った機能的なスーツは、ギャバジンで仕立てられたトラディショナルなスーツと比べると、化学繊維特有の光沢や質感も魅力のひとつ。そうしたスーツには革靴よりも、スポーティなアイテムが似合います。
海外の軍用スニーカーを発掘し、それを現代的に再現する「リプロダクション オブ ファウンド」のスニーカーも、まさにそんなスーツに合うアイテム。英国軍のトレーニング用シューズをベースにしていて、スポーティーながらどこか上品さも漂う仕上がりが魅力。細身ですっきりとした美しいシルエットなので、裾幅の狭いスラックスとも相性抜群です。
「トス」は日本製でクオリティーの高いスニーカーをリリースするブランド。革靴とスニーカーの要素を巧みに融合させたハイブリッドな一足は、装飾性を一切省いた極シンプルなデザインで、コーディネートのひらめきを促進させてくれる魅力的なアイテム。
国内のタンナーと開発したオリジナルのカウレザーを使用した高級感漂う仕上がりは、ドレッシーなスーツにも合わせやすいところが魅力。一方では、スリップオンタイプでローファーのような感覚でも履けるので、ダブルブレステッドのトラッドなスーツに合わせるのもおすすめです。
※掲載した商品はすべて税抜き価格です。
Photograph:Yuki Kina
Styling:Hidetoshi Nakato(TABLE ROCK.STUDIO)
Text:Yuichiro Tsuji
Edit:Tomoko Komiyama