接待と手土産
「柿の種専門店 かきたねキッチン」のキューブ
すべて実食! 自慢の手土産 #50
2020.08.31
テレワークの合間の息抜きに。乾き物の定番に新しい提案。
自宅での仕事時間に、手軽にひと息つけるお菓子があればありがたい。リモートワークが多くなった仕事仲間に、ぜひ贈りたいのが、「かきたねキッチン」の柿の種だ。柿の種は、手軽にポリポリと食べられる乾き物の定番で、シンプルで飽きがこない。大正時代に商品化された歴史あるお菓子だ。
そんな柿の種を時代に合わせて進化させているのが、2011年に日本初の柿の種専門店としてスタートした「かきたねキッチン」だ。柿の種は、茶色で細長く、ちょっと曲がった風貌が果物の柿の種子に似ていることからそう呼ばれるようになったそうだが、味付けは辛みのある醤油味がスタンダード。それを夏の枝豆、冬の柚七味などの季節もの、チーズや海鮮風塩だれなど、いままでにない味を提案している。
例えば「わさびと醤油WITHカシューナッツ」は、想像以上にワサビのインパクトが強い。かむと口の中が辛さと香ばしさでいっぱいになる。「山椒と醤油WITHカシューナッツ」にしても、「甘醤油のあと辛WITHバターピーナッツ」にしても、キーとなる山椒や唐辛子にパンチを効かせているからクセになる。もうひとつはずせないのが「贅沢チーズWITHアーモンド」だ。従来の柿の種のイメージからは距離がある気もするが、ほどよい塩味のあられとコクのあるチーズが混ざり合えば、おいしくないわけがない。
手土産にはサイコロのような四角い箱に入ったキューブシリーズがおすすめだ。定番商品の7種類から選んで詰め合わせできる。パッケージのデザインもしゃれていて、自宅のデスクまわりに置いておいても邪魔にならないし、食べすぎを心配しなくていいサイズ感もうれしい。好みのお茶とともにリモートワークのブレイクタイムにはもってこいだ。
かきたねキッチンを展開している「とよす株式会社」は、米の可能性をとことん追求し、あられを中心に多彩なお菓子を作りつづけている老舗だ。その「とよす」が、“オヤジの食べ物”のイメージのある柿の種を、若い女性にも手に取ってもらえるようにと、およそ10年前に専門店を立ち上げたのだ。あられを作りつづけて100年以上というだけあって、生地のおいしさは折り紙付き。進化形の柿の種を、テレワークの合間の息抜きとして仕事仲間に贈ってみてはいかがだろう。
柿の種専門店 かきたねキッチン(とよす株式会社)
大阪府池田市住吉1-3-11
価格/キューブ4個セット1728円、キューブ6個セット2592円など(税込・送料別)
問/072-761-8305(オンラインショップ窓口)
https://www.toyosu.co.jp/kakitanekitchen/
Photograph:Hiroyuki Matsuzaki(INTO THE LIGHT)
Styling:Keiko Katanozaka
Edit & Text:Yuka Kumano