接待と手土産
「ノワ・ドゥ・ブール」のフィナンシェとマドレーヌ
すべて実食! 自慢の手土産 #54
2020.10.05
焼きたての香ばしさとふんわり感をそのまま届ける
手軽で気が利いていて、相手をちょっと元気にする。そんな普段使いの贈り物に重宝するのが「ノワ・ドゥ・ブール」のフィナンシェとマドレーヌ。どちらも定番中の定番の焼き菓子で、ギフトとしても鉄板だ。そんななじみの菓子だからこそ、ほかとはちょっと差の出るこだわりを持って作られたものを選ぶのがポイントだ。
ノワ・ドゥ・ブールが大切にしているのは焼きたての香りと食感。店頭にはふんわりと甘い香りが立ち込め、一日に何度も焼き上げる人気のフィナンシェはショーケースに並べたそばからどんどん売れていく。高温のオーブンを使って短時間で焼き上げ、外はカリッと、中はしっとり。口に入れるとじんわりと染み出す焦がしバターとローストしたアーモンドの風味がたまらない。こんがりと濃いめに焼き上げられ、ほどよく感じられた味わい深さはノワ・ドゥ・ブールならでは。国産の発酵バターにスペイン産マルコナ種のアーモンドプードル、風味豊かなきび糖などパティシエの目指す味わいを引き出すために、材料にもとことんこだわっている。
人気を二分するのは、どこか懐かしくほっとする味のマドレーヌ・ママン。ふっくらときめ細やかなスポンジは、濃厚なハチミツに発酵バターとサワークリームを加えることで、ほのかに感じる酸味に個性が光る。
フィナンシェやマドレーヌ・ママンは、焼きたての特別感は言うまでもないが、少し時間が経って全体がなじみ、生地が落ち着いてきたころのしっとり感もまた格別だ。焼きたての味わいを閉じ込めた個包装で届けられるから、オーブントースターで温めると、カリッとした食感やふんわりと甘い香りがよみがえる。
おいしさで幸せを届けたいと真剣に願うパティシエが日々丁寧に作りつづけているノワ・ドゥ・ブールの焼き菓子。人気の「フィナンシェ・マドレーヌ詰め合わせ」で、口に入れたとたんにふわっと広がる幸せを贈ってみてはいかがだろう。
ノワ・ドゥ・ブール(伊勢丹新宿店)
東京都新宿区新宿3-14-1
価格/フィナンシェ・マドレーヌ詰め合わせ2700円(税込・送料別)
https://www.mistore.jp/shopping/brand/foods_b/001654.html
(三越伊勢丹オンラインストア)
問/03-3352-1111(大代表)
Photograph:Hiroyuki Matsuzaki(INTO THE LIGHT)
Styling:Keiko Katanozaka
Edit & Text:Yuka Kumano