特別インタビュー
吉沢 亮の季節が来た!
2020.11.17
しっとりしたつやのある黒の衣装をまとい、物憂げな視線を投げかける俳優・吉沢 亮。今年は『半沢直樹』(TBS系)のスピンオフ『狙われた半沢直樹のパスワード』に主演したほか、4本もの映画が公開。そして2021年、満を持して、大河ドラマ『青天を衝け』の主演を射止めた。期待を一身に浴びるいま、その心境を聞くと、緊張しながらも力強く進む、26歳の姿が見えてきた──。
成熟してゆく、若手俳優の横顔
吉沢 亮ってこんな感じだった? と驚いた人も少なくないのでは。ワイルドさを全面に出したシューティング。本人も「ハマるかどうかわからなかった」そうだが、「写真を見て『あ、意外とイケてるな』と思った。うれしい」と照れた様子で感想を語った。
2021年の〝顔〞である。次期大河ドラマ『青天を衝け』(NHK)で、幕末から昭和まで駆け抜けた日本資本主義の父・渋沢栄一を演じる。大河初出演にして、一年の長丁場を引っ張る主演である。
「やるべきことを必死でやりきるだけです。周りの人がすごいから、別に僕が引っ張っていかなくても……逆に引っ張ってほしいくらい(笑)。いまはこういう時期なのでみんなでご飯に行くこともできないけど、現場でのお芝居を通して、自然と距離が縮まってきています。渋沢栄一は企業家のイメージが強いけど、調べてみるとそこに至るまでも波乱万丈でめちゃくちゃおもしろい。ここまで栄一にしっかり焦点を当てたドラマは過去にないと思うので新鮮で楽しめると思います。でも、結構プレッシャーを感じています。僕の演じる栄一が、栄一のイメージになる。怖いですが、がんばります」
国民的ドラマなだけに、必然的に視聴率に話題が集まることも覚悟の上だ。
「もちろん視聴率も大事なのかもしれませんが……
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吉沢 亮(よしざわ・りょう)
1994年生まれ。映画『リバーズ・エッジ』(2018年)、『銀魂2 掟は破るためにこそある』(2018年)、『キングダム』(2019年)、『一度死んでみた』(2020年)、『さくら』(2020年)、ドラマ『なつぞら』(2019年)、『半沢直樹 エピソードゼロ〜狙われた半沢直樹のパスワード〜』(2020年)など、話題作への出演多数。年末には映画『AWAKE』、来年2月に大河ドラマ『青天を衝け』が控える。
Photograph: Masaya Takagi
Styling: Kyu(Yolken)
Hair & Make-up: Manami Kiuchi(Otie)
Text: Yukiko Anraku