接待と手土産
贅沢ならばこそ自分へのご褒美。
型破りな発想も時代にフィット。[部長の名店]
鮨処 銀座福助 本店
2020.12.04
相手をもてなしながらも、自分自身も満喫できる、いわば型破りな会食。海鮮好きなら自身へのご褒美として、寿司店を選ぶのも選択肢のひとつだ。銀座は寿司店の激戦区。多様な店が軒を連ねるが、いまの時代、高級店よりも、肩ひじ張らない気軽な店でのもてなしに注目したい。もてなされる側も、もてなす側も心置きなく楽しめるというものだ。
魚河岸直営の店としてスタートした福助は、仕入れにも定評があり、産地直送の魚介も多く取りそろえている。天婦羅専門店をホテルニューオータニなどに、寿司店を銀座のほか百貨店に多く出店するなど歴史を刻んできた。
客を第一に考える姿勢を貫き、現在の銀座福助でも銀座にありながら手軽な価格で提供する寿司店だ。コースのほかお好みでの注文も気軽に楽しめるのは、ビジネスの会食でも実にありがたい。
Photograph: Kazunori Igarashi (WISH)
Edit & Text: Haruhiko Ito (Office Cars)