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SUVとSUVクーペ、どちらが推しモデルか?
スタイル自慢のアウディQ3。

2020.12.18

SUVとSUVクーペ、どちらが推しモデルか?<br>スタイル自慢のアウディQ3。

都会がよく似合う洗練さを身につけたアウディ。その人気SUV、Q3のニューモデルが上陸した。本国では、Q3が2018年、そのクーペ版のQ3スポーツバックが2019年の発表だったが、日本では2020年7月に、2モデルそろってのデビューとなった。

SUV人気が続き、そして、いまSUVクーペがトレンドだ。スタイリッシュなデザインが魅力のアウディだから、当然、Q3のラインアップのうち「クーペスタイルのQ3スポーツバックが美しいはず」といった思いで、試乗会に向かった。しかし、その予想は見事にはずれてしまう。

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話を進める前に、まずは両モデルを紹介。掲載の写真では、ブルーのボディーカラーがQ3スポーツバック、オレンジがQ3だ。

どちらも、アウディの魅力を存分に詰め込んだ新しさにあふれるデザイン。エクステリアは、オクタゴン(八角形)のシングルフレームグリルや、シャープなデザインのLEDヘッドライト、大型のエアインレットなどを採用する。

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またプレスラインの美しい仕上げや、パネルの精緻な合わせ目は、アウディならではの魅力。眺めるほどに感じるプレミアムSUVとしての上質さ。それをほどよい大きさのボディーに詰め込んでいる。

ボディーサイズは、Q3が全長4490mm、全幅1840mm、全高1610mm。一方、リアゲートの傾斜を寝かせたクーペスタイルのQ3スポーツバックは全長と全幅はQ3とほぼ同じだが、全高は1565mmで45mm低い設定だ。

どちらも全長が約4.5mの取り回しやすいボディー。その恩恵によって都市の多くの場面でサイズを意識することなく移動できる。

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インテリアに目を移すと、やはり新世代デザインを採り入れたインパネや各部ディテールの処理は、都会派SUVとしての資質にあふれる。

また10.25インチのフル液晶ディスプレイ、タッチスクリーンを備えたMMIなど、先進的なデジタル体験を実現する利便性の高い装備を採用する。旧型比で75mm長くなったホイールベースで室内空間も十分。リアシートは前後スライドやリクライニングができるのもうれしい。

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クーペスタイルのQ3スポーツバックのほうがスタイリッシュに違いないと思っていた。しかし、Q3と、Q3スポーツバック、2モデルが並んだ姿を眺めていたら、「どちらもカッコイイ」と言う答えにたどり着いた。先入観が、誤りだったと気づいた。

Q3もQ3スポーツバックも実にスタイリッシュ。2モデルとも魅力的に目に映るのは、さすがアウディだ。

輸入車のなかでも、洗練されたスタイリッシュなデザインを望むなら、やはりアウディは選択肢の筆頭になってくる。家族との時間というキーワードがそこに含まれればSUVであり、最新のQ3の2モデルが選択肢のひとつとして浮かび上がってくる。

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Q3、Q3スポーツバックともに、搭載エンジンは、1.5リッターのガソリンターボ(150ps、250Nm)と、2リッターのディーゼルターボ(150ps、340Nm)の2ユニット。トランスミッションは、ダイレクト感と素早いシフトチェンジで定評の7速Sトロニックだ。

ガソリン(35TFSI系モデル)がFFのみ、ディーゼル(35TDI系モデル)がクワトロシステムの4WDのみというラインアップ。

「Q3を選ぶか、Q3スポーツバックを選ぶか」の難問をクリアできても、「FFのガソリン、クワトロのディーゼル、どちらを選ぶか」も、また悩ましい。どの仕様を選ぶか思案する時間が、きっと楽しいひとときになりそうである。

※価格はすべて消費税込みのものです。

<データ>
車名:アウディQ3スポーツバック 35TDIクワトロSライン
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4520×1840×1565mm
ホイールベース:2680mm
駆動方式:4WD
エンジン:2リッター直4DOHC16バルブ・ディーゼルターボ
トランスミッション:7速AT
エンジン最高出力:150ps(110kW)/3500〜4000rpm
エンジン最大トルク:340Nm(34.7kgm)/1750〜3000rpm
タイヤ:235/50R19
車両本体価格(税込):¥5,630,000

Audiコミュニケーションセンター 0120-598106(9:00〜19:00)
https://www.audi.co.jp

Text:Haruhiko Ito (office cars)

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