カジュアルウェア
主役になれる個性派のパンツ。
新しい時代に欲しいもの。15
2021.01.06
先行きが不透明なこれからの時代に、手に入れたくなるものとはなんだろう。それはきっと、体だけではなく、心にもフィットするもの。晴れやかな気分になる、自信がわいてくる、足取りが軽くなる……。新しいエッセンシャルなアイテムが、前向きな自分像をつくり上げる。
冬になると、アウターに意識が偏り、パンツはなおざりになりがち。しかし、いま、パンツのバリエーションが増えており、その選択がファッションの時流に乗っているかどうかの鍵になっている。たとえば、着こなしやすいベージュのパンツに絞っても、柄や素材、シルエットなど、ワクワクするような新しさに目が留まる。パンツで遊んでみる。そんな着こなしをこの冬、楽しみたい。
PAUL STUART(ポール・スチュアート)
緻密に描かれた羽の柄が印象的。1960年代のスカーフからインスパイアされた、「アマースト」と名が付く英国・リバティー社の柄で、ポール・スチュアートのオリジナルカラーで配されている。トラディショナルなパンツに華やかさが加わり、着こなしの主役を張る。
BERNARD ZINS(ベルナール ザンス)
レショップがフランスの老舗パンツ専業ブランドであるベルナール ザンスにオーダーしたパンツ。目指したのは、大人のためのワークパンツ。通常では使われないコットン・ポリエステル生地を採用し、全7色で展開。随所に職人気質が息づく仕立てで、シルエットの美しさが際立つ。
NEAT(ニート)
1940年代のイギリス軍オフィサーパンツをベースとして、パンツ専業ブランドのニートらしいワイドテーパードシルエットにアレンジ。深めのプリーツやサイドアジャスター付きのベルトレス仕様も特徴になっている。コーデュロイはまるでビンテージのような風合いで、どこか素朴な印象が新鮮。
掲載した商品はすべて税抜き価格になります。
Photograph: Masanori Akao(whiteSTOUT)
Styling: Masayuki Sakurai , Akihiro Mizumoto
Hair & Make-up: Masayuki(The VOICE)
Edit & Text: Kenji Washio