バッグ
上質なレザーアイテムを選ぶということ
バッグと革小物。②
[俳優・町田啓太、共に育ちゆくモノたちと。]
2021.01.15
今年30歳を迎え、その演技に深みを見せている俳優の町田啓太さん。時間を掛けてつやを増すという意味では、上質なレザーグッズに通じるポテンシャルだ。豊かな伸び代を誇る両者の共演を、ぜひじっくり味わい尽くしていただきたい。
新しい時代の生活には、自分らしくしかもしゃれ感と機能を兼備した、面構えのいいいバッグが欠かせない。
工芸品的な美観を放つイントレチャート(編み込みレザー)のバッグを世界に広めたボッテガ・ヴェネタ。今季の新作として注目したいのが、開口部をワンタッチにて開閉できる便利なドキュメントケース。また、くつろぎ漂う幅広レザーを用いたボディバッグは、イントレチャート・バッグの新たな美しさを世に問う新感覚モデル。
大ぶりのロックが最先端の洒脱さを生む
アタッシェケースにインスパイアされたユニークな“ロックバッグ”は、メタルの錠前が最大のポイント。鞄に対し大きめのロックがダンヒルらしい個性を感じさせる。本体には厳選のカーフを使用しており、経年変化により深い味わいを見せてくれる。上部のフタを開くと本体前面が開き、内容物が取り出しやすくなる親切設計。
B字形のメタルバックルは新時代モードのアイコン
1851年にスイスで創業し欧州を中心に広まったバリー。今季、同ブランドが誇る伝統のクラフツマンシップに敬意を表した“1851ハードウェア”コレクションを発表。そのアイコンとなるパーツが、ブランド頭文字の「B」を連結させたメタルバックル。写真のミニバッグは、ゴールドのBバックルが装いのアクセントとなる新作。
ヒット確実の新ラインから使いやすいミニバッグが登場
2020年の春夏期にリリースが始まった“T タイムレス”は、T字形バックルがブランドを物語る洒脱なコレクション。控えめなつや感を放つカーフを使用しており、ソフトな肌なじみを楽しめるところも特徴。小型のショルダーはマチが広がる作りのため、見た目以上の容量を備えている。ブラウン、ブラック、グレーの3色展開。
同色チェック柄が小粋な編み込みレザークラッチ
ダイバーシティ(多様性文化)の時代に適したボーダーレスなデザインが目を引くフルラの鞄。小型のクラッチバッグは、同系色ながら仕上げの異なる革材による編み込み式にて、チェック柄を表現した労作。目を引くビビッドカラーのハンドルに曲線を採り入れるなど、フィット感と同時に個性を追求しているところも心憎い。
陶器のごときつやが楽しめる本格ロウ引きレザーを使用
英国伝統のロウ引き革であるブライドルレザー。その逸品素材を用い、バッグや財布、多彩なアクセサリーを作り出すグレンロイヤル。その新作はモダンなライフスタイルに即した小型の縦長フォルム。裏張りのない一枚革にして、しっかり自立するところも特徴。脱着式のショルダーストラップ付き。
薄型にしてファッショナブル、機能的かつ話題性も十分!
流麗な高級レザー製品で知られるフランス発のベルルッティ。紋章をあしらったオリジナルの素材使いが特徴の“オデッセイ”は、今季スタートした待望のシリーズ。特にマチなしのポーチケースは、スマートかつ機能的なアイテム。メインの荷室のほか、外側に3つのカードスロットを完備。
町田啓太(まちだ・けいた)
1990年生まれ。劇団EXILEのメンバー、俳優。テレビ東京 ⽊ドラ25『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』、映画『きみの瞳が問いかけている』に好評出演中。12/10にはNetflixオリジナルシリーズ『今際の国のアリス』の全世界配信も控えている。
Photograph:Sunao Ohmori(TABLE ROCK.INC),Ryohei Oizumi
Styling: Eiji Ishikawa(TABLE ROCK.STUDIO)
Hair & Make-up: Kohey
Text: Tsuyoshi Hasegawa(TRS)