バッグ
上質なレザーアイテムを選ぶということ
バッグと革小物。①
[俳優・町田啓太、共に育ちゆくモノたちと。]
2021.01.08
今年30歳を迎え、その演技に深みを見せている俳優の町田啓太さん。時間を掛けて つやを増すという意味では、上質なレザーグッズに通じるポテンシャルだ。豊かな伸び代を誇る両者の共演を、ぜひじっくり味わい尽くしていただきたい。
新しい時代の生活には、自分らしくしかもしゃれ感と機能を兼備した、面構えのいいいバッグが欠かせない。
2020年の春夏シーズンからリリースされ人気を博している“T タイムレス”シリーズ。写真のスエードブリーフはその最新モデル。ブランドの頭文字を模したT字バックルがアクセント。脱着式のショルダーストラップ付きゆえに、自転車通勤者にも便利。シンプルなデザインだが、本体背面にもポケットを装備する。
1960年代のアーカイブから発想したスクエア・トート
1960年代当時のデザイナーがファッショナブルな鞄を作りだし、以来コーチのアイコンとなった革製トート。この新色モデルである“フィールドトート40”は、オンオフそして旅行など万能に使える大きめサイズ。正面のエンボスロゴが、装いを引き立てるポップなデザイン。脱着式のショルダーストラップ付き。
装いを品よくアクティブに見せるならこんなバックパック
1928年にイタリアで創業し、オードリー・ヘプバーン主演の映画などで使用され世界に広まったセラピアン。厚手のシボレザーを用いたフルレザーのバックパックは、スポーティーにしてラグジュアリー。ストラップにも革を用いて内装にも毛足豊かなエクセーヌ素材を張るなど、すべてにおいて高級仕様。
ロールス・ロイスのエンジンを模したディテールも見逃せない
ロールス・ロイスなどにシートの革材を供給していた英国発祥のコノリー。その伝統と実績を生かし作られるバッグは、使いやすく堅牢性を兼備する。トート型の“デッキバッグ”は、昨年リリースされ人気を博した新定番モデル。ロールス・ロイス初期モデルに積まれたエンジンを模した、六角リベットがさりげないアクセント。
ビジネスの品格を崩さず洒脱な個性をしのばせて
英国トラッドとモダンなクリエイティビティを巧みに融合させる手腕にたけたポール・スミス。一見シンプルなビジネスブリーフだが、黒や茶ではなくグレーカーフというのが実に洒脱。また、本体エッジに細くブルーをあしらうなどカラーセンスも抜群。上品さをアピールするゴールドジップも見どころのひとつ。
厚手レザーが味わい放つ極上のメッセンジャー
抑制の利いた品格あるベルトでつとに有名なJ&M デヴィッドソン。このメッセンジャーバッグは、そんなブランドのアイコンをフラップのストラップにて表現したモデル。しなやかな厚手レザーを使用しており、見るからに上質な仕上がり。内側にはジップポケットのほか、4つのスリットポケットを装備。
町田啓太(まちだ・けいた)
1990年生まれ。劇団EXILEのメンバー、俳優。テレビ東京 ⽊ドラ25『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』、映画『きみの瞳が問いかけている』に好評出演中。12/10にはNetflixオリジナルシリーズ『今際の国のアリス』の全世界配信も控えている。
Photograph:Sunao Ohmori(TABLE ROCK.INC),Ryohei Oizumi
Styling: Eiji Ishikawa(TABLE ROCK.STUDIO)
Hair & Make-up: Kohey
Text: Tsuyoshi Hasegawa(TRS)