特別インタビュー

新しいジャケットはUK気分が気持ちいい。
[渋谷直角 男が憧れる、男の持ち物。]

2021.02.02

写真・図版
英国らしいグレーのヘリンボーン柄のジャケットなら、クラシックなたたずまいを演出してくれる。伝統的なナポリのテーラーリングは、体のラインに沿った美しくモダンなシルエットで、軽快かつやわらかな着心地だ。ジャケット¥250,000/スティレ ラティーノ(ビームス 六本木ヒルズ 03-5775-1623

多才でいてファッションフリーク、渋谷直角の愛用品からそのセンスを探ってみる──。

去年半ばくらいから個人的に、妙にイングランド、ロンドンが気分で、アメリカよりヨーロッパのビンテージ古着や、ラフ・トレードなどのインディーレーベルのバンドたちがまた新鮮に思えた一年でした。コロナ禍で久しぶりに『オースティン・パワーズ』なんかも観直してみたら、もうマイク・マイヤーズの顔だけで今年いちばん、ってくらいゲラゲラ笑ってしまって(……大丈夫か、俺のセンス)と少し心配になったりもして。あと、「シャンプー」という2人組がいたのを覚えていますか? ロンドンのヤンキーギャルみたいな女子で、「トラブル」という曲が日本でもヒットしました。はやっていたころはなんとも思ってなかったんですけど、いま見るとファッションもキャラクターもかわいい。もともとマニック・ストリート・プリーチャーズの追っかけで、2人でファンジンを作ったのが結成のきっかけ、みたいなエピソードも、なんだか、いまちょうどいい感じのノリだよな、と思って。

そんなふうに、めっきりUKモードになっているので、ファッションもどこかヨーロッパな雰囲気を匂わせたい。ジャケットも落ち着いた色み、でもクールなものが気分です。『キングスマン』のように仕立てよくパリッと着るのも、キッチュな色やデザインのニットと合わせてみるのも楽しい。クラシカルなものも普通に採り入れるのがロンドンっぽさでもあると思っているので、昔着込んだカーディガンや8ホールのブーツを引っ張り出してくるのもいいかもしれない。自分も周りの友人もいま、どんどん「アメカジおじさん」的なラクな格好になっていくことに、少しあらがいたい気分もあるのかもしれません。

ちなみにシャンプーの2人は当時、武田真治と日本のサーファーが大好きで、雑誌の切り抜きを部屋の壁に貼っていました。僕もリトル・ミックスの切り抜きを部屋に貼ろうか。おじさんがやるのは、ちょっとマズイかな……。

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「アエラスタイルマガジンVOL.49 HOLIDAY 2020」より転載

Photograph: Tetsuya Niikura(SIGNO)
Styling: Masahiro Tochigi(QUILT)

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