スーツ

【スーツスタイルの印象を左右する】
ネクタイのおすすめブランドを紹介

2021.04.06

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スーツスタイルの印象を決めるVゾーンを大きく左右するのがネクタイです。シーン別の選び方や人気のネクタイブランドに注目し、スーツの着こなしがより楽しくなるネクタイの選び方を紹介します。

シーンに応じたネクタイの選び方

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ネクタイ選びで重要なのはシーンに合わせた色柄のセレクトです。4つのシーンで選ぶべきネクタイを紹介します。

就職・転職・リクルート活動の場合

清潔さや誠実さをアピールするネクタイ選びがカギを握る就職活動の定番色は赤系や青系。新卒の場合はさまざまな業界で幅広く対応できる青や紺を選べば間違いないでしょう。柄の定番はベーシックなレジメンタル(ストライプ)。幅の太さも重要で、細めのラインが等間隔に並んだタイプが使いやすいと言えます。

また、新卒より自由度が高い転職活動の場合も、業界や職種によって色柄を使い分けるのがポイント。金融系や事務系、公務員といった保守的な業界や職種は、知性を表す青色や落ち着いた印象のグレーで、洗練さを表すソリッド(無地)や真面目さを表す小紋柄がいいでしょう。不動産系や営業職といった活動的な業界や職種は赤系でエネルギッシュさを演出。真っ赤は強すぎるイメージを与えてしまうので、ボルドーやエンジといったシックな赤を選ぶのが賢明です。

コミュニケーションカラーと呼ばれる黄色も親近感を求められる営業職向きです。黄色はアパレル系や広告系といった比較的服装が自由な業界にもオススメで、派手になりすぎないドットやチェックを選べば個性やセンスをアピールできます。

ビジネスの場合

就職活動同様、ビジネスの場でもそれぞれの立場やシーンに適した色柄があります。新入社員時代は、就活のときと同じく清潔な印象の青系や落ち着いた赤系がオススメ。ソリッドやレジメンタルといった定番を中心に小紋柄やドットなどを複数そろえれば、スーツやシャツごとに合わせやすくなり、日々の着こなしに変化が出せるはず。

次にシーン別の選び方。会議やプレゼンテーションといった人前で話すシーンでは、熱意が伝わる赤系が背中を押してくれます。レジメンタルや色の印象を強く演出できるソリッドがより効果的です。また、商談や契約といった真面目で誠実なイメージが重要で、交渉をスムーズに進めたいシーンではネイビーや濃い青色を選ぶといいでしょう。

手堅いイメージのある茶色のネクタイもオススメです。無地やドット、小紋の柄と組み合わせるとより謙虚な印象を与えられます。立場やシーン以外にも、コーポレートカラーをネクタイに採り入れ、自社製品やサービスを自然にアピールしたり、オフィスカジュアルがOKな職場であればニットタイでおしゃれ上級者を演出したりするのもビジネスで使えるネクタイ術です。

結婚式や二次会の場合

結婚式のネクタイとして主流なのが光沢感のあるシルバーグレー。親族で出席する場合や格式の高い結婚式、二次会まで幅広く対応できます。最近の傾向においては、正式な結婚式のネクタイとされてきた無地の白は年配の方のイメージが強く、若い男性はカラーネクタイを着用することも受け入れられている様子。その流れも踏まえ、世代の近い同僚や親しい友人・知人として出席する際のネクタイはパステルカラーがオススメです。ほどよいカジュアルさと華やかさのある明るめのピンクやブルーを選べばお祝いムードを演出できるはず。

また、主賓や上司として出席する場合は、親族よりも格が高くならず、ゲストのなかでは格が高い印象のシャンパンゴールドが適しています。逆に避けた方がいいのがアニマル柄。しゃれたネクタイとしてヒョウ柄などを選ぶ人がいるかもしれませんが、「殺生」という意味合いがありお祝いの場にはふさわしくありません。

二次会ではフォーマルでありながらも遊び心のあるものを選ぶのがポイント。ピンクやブルーといった華やかな色はもちろん、ちょうネクタイやアスコットタイといったおしゃれなアイテムでお祝いの席を盛り上げましょう。

会食やパーティー、接待の場合

パーティーや会食の場合は、社交的でポジティブな印象の黄色やオレンジ系のネクタイがオススメです。明るく話しやすいイメージを与えてくれるので初対面の人が多いパーティーの際はより有効的でしょう。華やかながら優しい雰囲気のピンクもパーティーや会食で活躍する色。特に女性とコミュニケーションを取る際はやわらかさや安心感が好印象となります。

また、パーティーのテーマに合わせて色柄を選択するのも一案。会話のきっかけになる一本を選べば、場が盛り上がるはず。

一方、フォーマルな集まりの場合は、濃い色みの赤や青などの重厚な色が無難。無地または控えめな柄を選べば上品な印象になるはずです。また接待のときも、パーティーや会食と同じくコミュニケーションカラーの黄色やオレンジ系がオススメですが、相手の役職や立場によってはカジュアルな印象を与えてしまうため、ビジネスの定番の青や堅実で穏やかなイメージのブラウンを選ぶほうが安心です。同席する相手はもちろん、場所も重要なポイント。料亭やホテルなどのかしこまった場所か、カジュアルなレストランかなどで色柄を配慮するようにしたいものです。

ネクタイのおすすめ10ブランド

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ネクタイを選ぶ際に知っておきたいのがスーツスタイルを格上げする頼れるブランド。今回は良質な素材、高い技術、洗練されたデザインにこだわる世界的なブランドを10種厳選。それぞれの歴史や魅力とともに紹介します。

Charvet(シャルベ)

1838年、世界初のオーダーシャツ専門店としてパリに創業。世界最古とされるフランスのシャツブランドが「シャルべ」です。1889年のパリ万国博覧会で開催されたヨーロッパのシャツ製造業者によるコンテストでみごと金賞と審査員大賞を獲得。シャツの名店としての地位を確立しました。愛用者に名を連ねるのはシャルル・ド・ゴール大統領やジョン・F・ケネディ大統領といった当時の政界をはじめとする各界の著名人。「エグゼクティブのためのいい趣味」をコンセプトに上質なアイテムを作りつづけ、現在はパリのヴァンドーム広場に店を構えています。

アイコニックなアイテムであるシャツは糸からオリジナルで織り上げるというこだわりぶり。発色がよく、しなやかな肌触りのぜいたくな生地を使い、きめ細かい丁寧な手作業で一枚一枚丹念に仕上げています。その技術はネクタイづくりにも生かされており、人気のシルクネクタイでは上質なヘビーシルクを通常のネクタイよりも多く打ち込むことで、鮮明な発色や光沢感、しなやかさを演出。シャルベならではの美しさが凝縮した一本を生み出しています。また、オーダーシャツのブランドらしく、ネクタイも自分だけの一本をオーダー可能です。

FRANCO BASSI(フランコ バッシ)

1973年、世界的に有名なシルクの生産地であるイタリア北西部のコモで創業した「フランコ バッシ」。ファミリー経営を基盤とし、手裁縫にこだわったハンドメイドの上質なネクタイづくりが特徴です。

良質な素材や技術力の高さにも定評のある同ブランドが注力しているのが「伝統的のなかに革新性を持たせる」という理念のもと展開されるデザイン。クラシックのなかに時代の空気を採り入れるトレンド性の高さやカラーの多様性がネクタイに一家言を持つおしゃれなビジネスマンを中心に人気を呼んでいます。

コレクションはシーズンごとに250以上ものデザインから構成され、シルクを中心に、夏はリネンとコットン、冬はウールとカシミヤといったさまざまな素材による季節感を意識したネクタイづくりを得意としています。生地の大半はイタリア製で、そのほとんどがコモで生産およびプリントを手がけており、ジャカード織においては現在では使われることが少なくなった旧式の織機を使い、目の詰まった凹凸感のある質感を実現するというこだわりぶり。技術力が醸し出す上質さを体現した一本は、ビジネスマンの頼れるパートナーになるはずです。

NICKY(ニッキー)

イタリアのミラノで1920年にジョン・ニッキー・チーニが創業して以来、職人によるハンドメイド生産にこだわる「ニッキー」。明るい色が特徴のブランドですが、そのきっかけはジョンがエジプトで出合ったアフリカンカラー。色のあざやかさにインスピレーションを受け、これまでにない色彩のネクタイをつくりたいという思ったのがきっかけです。ダークな色調が男性の装いの主流だった当時、イタリア男性をカラフルなネクタイに目覚めさせることに成功。その功績が認められ、世界の有名店やブランドのネクタイを数多く製作するようになりました。

現在では3代目社長のピエロ・ベンドーニが指揮を執り、40〜50年代のエレガンスを現代的に表現すべく、色鮮やかでありながらも、控えめで品のいいコレクションを発表。シーズンごとに素材や配色を微妙に変化させ、時代の雰囲気を盛り込みながらも常にエレガントで新鮮な驚きを与えてくれるネクタイづくりを続けています。そのクオリティーを支えるのが素材と発色のよさに対するこだわり。世界的にも希少なグレナディン織機を所有し、一枚一枚手作業でプリントする“スタンパ・タバロ”という伝統的なハンドプリントの手法を採用しています。

E.MARINELLA(E.マリネッラ)

イタリア屈指の美しさを誇るナポリのキアイア海岸通りに面するヴィットリア広場の小さな紳士服店として1914年にスタートした「E.マリネッラ」。創業者であるエウジェニオ・マリネッラは、当時イタリアで最先端とされた英国スタイルをいち早く採り入れるためロンドンを視察し、紳士用品を輸入。ナポリでは唯一洗練された本物の英国製品が手に入ると話題を呼び、“小さな宝石箱”と称されるほどの人気を獲得しました。

また自社製品にも力を入れ、パリからシャツ職人を招き、自社の職人たちへの裁断技術の指導を依頼。その技術力を発展させ、自社工房で独自に考案したのがセッテピエゲ(7つ折り)製法のネクタイです。複数の生地を縫い合わせる通常のネクタイとは一線を画し、一枚の生地を内側に7回折り込んで仕上げることで、美しく柔軟で結びやすいネクタイが誕生しました。また、ナポリらしい軽やかな優美さと英国的なエレガンスが薫る色と柄にも定評があり、アイコン的なネイビーの小紋柄をはじめ、洗練されたクラシックさのなかにほどよくモダンさを融合したセンスは世界中の著名人をはじめとする紳士たちから愛されてやまない理由のひとつです。

DRAKE'S(ドレイクス)

1977年、アクアスキュータムのアクセサリー・コレクションのデザイナーとして活躍していたマイケル・ドレイクによってロンドンのイーストエンドに設立。「くつろぎ感のあるエレガンスを備えた、時代に左右されない商品を生み出すこと」を理念に掲げ、高品質なウール、シルク、カシミヤ素材のマフラーやスカーフ、小物を展開。現在では英国に残るネクタイとシャツの希少なファクトリーブランドとしてその地位を築いています。

2010年には10年以上にわたってマイケル・ドレイクと共に働いてきたマイケル・ヒルがクリエイティブ・ディレクターに就任。彼のディレクションのもと、高級アクセサリメーカーから真のデザインハウスへと成長を遂げました。ネクタイはイギリスの自社工場で生産しており、その場所が300年前にネクタイの生地に使われる絹織物で栄え、職人が住んでいるハーバーダッシャー・ストリートという背景もブランドの信頼と価値を高めています。流れを敏感に採り入れながらも常にトラッドマインドあふれる英国らしいデザイン、天然繊維のみを利用した確かな品質、職人へのこだわり、厳格な品質管理が世界的な人気を支えています。

FAIRFAX(フェアファクス)

1976年に慶伊道彦により誕生したブランド。アメリカの東海岸、ニューイングランドで育まれたスタイル“アメリカントラディショナル”を永遠のスタイルとして基本にすえながらも、常に変化するメンズスタイルの動きを大胆に取り込み、コンテンポラリー&ソフィスティケイトされた“東京モダントラディショナル”を提案する「フェアファクス」。ブランド名は70年代までワシントンにあったアーリーアメリカンを基調としたトラッドのイメージあふれる小さなホテルから着想を得ました。

“大胆な保守派”であれ、というスローな感覚を大切にし、ヘリテージへのこだわりをモノづくりのポリシーとしています。モノづくりへの真面目な姿勢は、さまざまな生地、スタイル、ファッションの変化に対応するために独自開発した芯地に見て取れます。ウール100パーセントを使用し、表地の風合い、締めたときのノットの形状までを考えたこだわりぶりです。

生地についても凹凸感の表情のある風合いに織り上げるよう、古い低速織機もしくは高速織機でも可能な限りスローな動きで織ることを徹底。また、熟練の職人ならではの高い技術による縫製仕上げや生地から裁断、縫製までの全工程を日本国内で行うことで完成度を高めています。

HOLLIDAY & BROWN(ホリデーアンドブラウン)

1919年にオーベリー・ブラウンがロンドンのバーリントン・アーケードにシルクネクタイを扱うショップを開いたことに始まり、1926年にオーベリーおよびブラウン家の古くからの友人であったホリデーによりブランドを設立。自社内のデザイナーを使うのが主流だった時代に、フリーランスの外部デザイナーを起用し、そのデザイナーがプリントと織物の両デザインを手がけると言う独創性が際立っていました。

“クラシック”でありながら常に“フレッシュ”という信念を掲げ、最初の数十年はメンズファッションの変化を常に追求しました。また、名門の紳士服店が並ぶことで有名なサヴィル・ロウのテーラースタイルに学んだパターンや色使いも功を奏して、ブランドの洗練されたデザインは人気を獲得。ペイズリーやレジメンタル、フラワーモチーフなど、エキセントリックかつユニークなネクタイは英国紳士の間でさらに支持を高めていきました。

2000年にはイタリアでシルク産業をリードするマンテロ・セタ社によって受け継がれ、これまで守ってきた英国の伝統と世界的に有名なイタリアのコモ湖地方のシルクの知識が融合した今日の「ホリデーアンドブラウン」として愛されています。

ROBERT FRASER(ロバート フレイザー)

1961年の設立以来、トレンドをさりげなく採り入れ、時代に合った大人のドレススタイルに合う、メイド・イン・ジャパンにこだわった上質なネクタイが人気の「ロバート フレイザー」。その名前はジョン・レノンがアーティストとして初めて個展を開いていた画廊「ロバート・フレイザー・ミュージアム」に由来します。

職人が1本1本手作業で作り上げる丁寧な仕事は、内装・インテリアから作品まで、個展を開くアーティスト本人が手がけることを参考にしたシステムをとり、その全てがまさに手作りの芸術作品のよう。こだわりは生地の企画からカラーリングに至るまで自社で行う優れたデザインにも見て取れます。

歴史ある膨大なアーカイブと最先端のトレンドである海外のマーケットリサーチをクロスオーバーさせ、「ロバート フレイザー」らしさを追求しています。また、最高の品質を誇るサプライヤーと共に作る生地も特徴。コレクションの中心となっている「フェルモ・フォサッティ」社のファブリックは、現存する最古のシャトル織機を用いることで、実現することが難しい凹凸感のある美しい表情と抜け感のある上品な生地を生み出しています。

ATKINSONS(アトキンソン)

1820年、当時のアイルランドのダブリン市長、リチャード・アトキンソンが自らのブティック専用にアイリッシュポプリンを織らせたことから歴史が始まった「アトキンソン」。先染めシルクを縦糸に、先染めメリノのウーステッドウールを横糸に使用することで、上品な光沢感とシワのつきにくい弾力性を合わせ持つネクタイに最適な生地を完成させました。

次第にブティックが王室婦人の華やかな社交場となり、1837年にヴィクトリア女王からロイヤルワラント(国王より授与される認定書)を授けられ、各国の王室にも納めたことから“ロイヤルアイリッシュポプリン”の名で親しまれるようになりました。また、国内外で築いた王室との交流に加え、織物工場でありながらネクタイメーカーでもあるという特性を有しているのもアトキンソンならでは。ハンドライティングによるデザインを自社で起こせるといった強みが丁寧なネクタイづくりを実現しています。

長い歴史のなかで培われてきたコレクションは、よき伝統を再認識させる最高級の品質を誇り、トラディショナルスタイルと熟練した特定の技術を持つクラフトマンの優れた技術が凝縮しています。

KUSKA(クスカ)

「昔の織り技法で今のライフスタイル」をコンセプトに、伝統・ファッション・芸術の3つを融合させ、糸づくりから染め・手織り・商品完成まで、職人の手仕事にこだわったモノづくりを目指す「クスカ」。300年以上前から生地の生産が盛んで、丹後ちりめんで有名な日本最大の絹織物産地である京都・丹後に拠点を置いています。

最大の特徴は手織り。素材に空気を含ませ、特殊な織り技法で素材にストレスがかからないよう1本1本ゆっくりと織り込んでいきます。ひとりの織り手が一日に織れるネクタイが2〜3本というとてもぜいたくな技法で、機械織りにはできない立体的な風合いを実現しています。糸にもこだわり、経(たて)糸によりのない生糸、緯(よこ)糸に1mあたり3000回以上の強いよりをかけた生糸を交互に織り込んで生地にした後、緯糸のよりが戻るように精練することで、生地の前面に凹凸状のシボをつくり出します。

特殊な生地だけに機械では縫製ができず、熟練された職人の手縫いにより1本1本が完成します。時間をかけた染色、空気を含ませてゆっくりと織ることで生まれる風合いや立体感、シルクを知っているからこそ出せる光沢はクスカならではの魅力です。

まとめ

ビジネスマンに欠かせない「仕事ができる」「信頼できる」といったイメージを演出するのに大切なスーツスタイル。印象の要となるネクタイについての知識は“できるビジネスマン”にとっての強い味方と言えるでしょう。

今回は間違いのないネクタイ選びのためのシーン別のオススメ色と柄やスーツの着こなしを格上げしてくれるネクタイブランドに注目しました。TPOを意識した色柄選びへの配慮はもちろん、職人技が光る高度な技術、良質な素材へのこだわり、時代の流行を採り入れたデザイン性の高さなどを兼ね備えたネクタイは、Vゾーンに洗練さと自信を与えくれるはず。なりたいスタイルをかなえてくれる、自分らしいネクタイ選びを楽しんでいただきたい。

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