接待と手土産

上質な接待が期待できる
銀座で楽しむ正統派の江戸前寿司[部長の名店]
すし家 一栁

2021.03.25

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中トロ、ひらめ、赤身、小肌。

「銀座の寿司屋で接待」というだけで、特別感を印象付けられるが、とはいえ“銀座で寿司”は、やはりハードルが高い。さっと寿司を食べて次の店に行く、それが粋な寿司接待の作法かもしれないが、コロナ禍に複数店を巡るのはリスキーだ。ならば寿司屋だけで完結する接待を、銀座で目指したい。

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穴子と海老。ランチは「お任せにぎりコース」8000円・1万2000円・1万6000円。「お任せおつまみ・にぎりコース」1万6000円・1万8000円・2万2000円・2万5000円。ディナーは「お任せにぎりコース」1万5000円。「お任せおつまみ・にぎりコース」1万8000円・2万2000円・2万5000円

部長が選んだのは、いわく「奇をてらったところや、特別な仕掛けもない。ネタとシャリ1本で勝負する」すし家 一栁。足掛け8年、銀座1丁目でのれんを掲げる。

カウンターは10席。ほかに4人がけの個室がひとつ。エレガントな空間だが、肩ひじ張らずにくつろげるのがいい。

素材にこだわる、季節感を大切にすることは言わずもがな。店にとって肝心なのは「食事のあと、これから起こる出来事の背中を押してあげること」と店主の一栁和弥さん。確かにリラックスした満足ゆく食事のあとは、共にした相手との距離は縮む。その手助けをしてくれるのが、一栁の料理と絶妙な接客。すなわち、名店である。

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店主の一栁さんと話すのを楽しみに来店する客も多い。「真っすぐが投げられない人は変化球も投げられない」と直球勝負の寿司を握る。

「アエラスタイルマガジンVOL.49 HOLIDAY 2020」より転載

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Photograph: Reiko Masutani
Text: Sachiko Ikeno, Akane Matsumoto

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