腕時計
茶色は次のトレンド!?
[腕時計で幸せになる。]
2021.04.26
ブルーのダイヤルが今では定番化。それに続いてブラウン(茶系)が目立つようになり、次のトレンドになると見られている。グレー、ブラウン、ブルー(ネイビー)は「ビジネスマンの三原色」とも言われており、スーツなどに合わせやすいからだ。ただし、ひとくちにブラウンと言っても、濃淡の色みや彩度などはブランドやモデルによってかなり異なる。塗装方法はもちろん、放射状に光を反射するサンレイ仕上げなど、ダイヤル表面の加工方法もさまざまなので、店頭で実物をじっくり見定めながら選んでいただきたい。
MONTBLANC(モンブラン)

北極の上空から見下ろした地球をダイヤル中央にデザイン。異なる時間帯を代表する世界24都市の現在時刻がひと目でわかるワールドタイマー。大陸を描いたディスクは海の部分がスケルトンになっており、その背後で回転するもう1枚のディスクの色で昼夜を表現。グローバルな視野で時の移り変わりを実感できる。18Kローズゴールドのケースにダイヤルのブラウンがフィット。大人にふさわしい落ち着きを感じさせる仕上がりも魅力。
PANERAI(パネライ)

権威あるウェブコミュニティPaneristi.comの設立20周年を記念した世界限定モデル。1930年代に製作された「ラジオミール」をリファイン。ダイヤルは2枚のプレートを重ねており、上部はインデックスを型抜き。下部に蓄光式蛍光塗料を塗布。それによって暗闇でインデックスのシェイプがシャープに発光する。ゴールドカラーの針とベージュのインデックスが際立つように、ダイヤルベースをサテン仕上げの濃いブラウンで仕上げている。
VACHERON CONSTANTIN(ヴァシュロン・コンスタンタン)

2018年に発売されて高い人気を誇るレトロ&コンテンポラリーなコレクションに新しいダイヤルが追加された。セピアな発色のブラウンがビンテージテイストをさらに強調。ダークブラウンのカーフストラップとの組み合わせで正統派の風格を感じさせる。日付、曜日、月、月齢を表示するコンプリートカレンダー。6時位置のムーンフェイズで顔を出す月は18Kピンクゴールド製。夜空のブルーがダイヤル全体のアクセントになっている。
Text: Keiji Kasaki