接待と手土産

「リバーワイルド」のハム詰め合わせ
すべて実食! 自慢の手土産 #67

2021.08.18

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ストレスフリーの豚の肉で作った、みんなが幸せになるシャルキュトリー

手土産は贈る相手やシチュエーションに合わせてセレクトするのが基本だが、商品があまりに素晴らしく、それを早く共有したくて人やタイミングを考えることもある。「リバーワイルド」のハムの詰め合わせ「レノックス」が、まさにそれだ。届いて箱を開けたとたん、スモークのいい香りが広がり、おいしそうなハム、ソーセージ、ベーコンなどが姿を現した瞬間からテンションが上がり、食べてみて感動に変わった。

「リバーワイルド」は、養豚とその豚を使った加工業、カフェ運営を3本柱にしている。社長の杉 勝也さんが、先代から引き継いだ養豚場はすでに50年が経過、加工業は昨年20周年を迎えた。当初どうしても家業の養豚業を継ぐ気になれなかった杉さんが、加工業なら少しは興味が持てるかもと始めたが、ハム作りに取り組むと、どうしても豚に向き合うことになる。そうこうしているうちに、養豚がどんどん面白くなってきたそうだ。

扱う豚は、主に純粋デュロック種。飼育に時間がかかり、採算を考えると理想的な豚とは言えないらしいが、赤身の風味や色合い、脂のバランスが素晴らしく、グッとほれ込んでしまった。幸いにして取引先のレストランのシェフたちの評判も上々だそうだ

養豚場のある福岡県うきは市は、良質な水に恵まれ、減農薬や無農薬のフルーツづくりが盛んな土地。ただ手塩かけて作った柿や桃、ブドウ、イチゴでも質にこだわるあまり出荷できずに廃棄を余儀なくされることがあるそれがあまりにもったいなくて豚に食べさせてみたのが、柿豚や桃豚を育てるきっかけになった。生産者を支援するだけでなく、何より豚が喜ぶのがうれしくて今の季節は冷蔵庫で冷した桃を13個与えているそう。そんなストレスレスな豚を使って作る、ハムやウインナー、ベーコンがおいしくないわけがない。みんなが幸せになるサイクルが生まれているのだ。

「養豚も、ハムづくりも、自分より素晴らしい人たちはごまんといる」と謙虚な杉さんだが、食品としてのおいしさを追求することはもちろん、環境を考え、人とのつながりを大切にしながら、いろいろなことにチャレンジしていることは誇りにしたいという。SDGsを地で行く杉さんが、時代の最先端を行く養豚を営みながら作った絶品のハム。素朴で真摯(しんし)な人柄にもひかれながら、早くこのおいしさを共有したい。

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リバーワイルド
福岡県うきは市吉井町橘田565
価格/レノックス(無添加商品5点、マスタード付き)4890円など(税込み・送料別)
問/0943-75-5150
http://www.riverwild.jp/

過去の手土産の記事はこちら

Edit & Text:Yuka Kumano

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