週末の過ごし方
プライベートサウナと北海道グルメ。
星野リゾート トマムで見つけた最高のワーケーション環境。
2021.08.25
冬はゲレンデ、春夏秋はファームエリアや雲海テラスを目当てに、通年型リゾートとしてにぎわう「星野リゾート リゾナーレトマム」。新千歳空港から車や電車で1時間半ほどの道央に位置し、エゾジカやキタキツネなどの野生動物が暮らす大自然の中にたたずむ。こちらのホテルに、2020年12月に誕生したユニークなスペースが「絶景オフィス」だ。
リゾナーレトマムのノース棟30階に位置する「絶景オフィス」は、宿泊者限定のテレワークスペース。その名のとおり窓の外に息をのむ絶景が広がっている。冬のトマムでは、長期休暇を取ってスキーを楽しむゲストが多いそうだが、こちらが完成したおかげで働きながらウィンターバケーションも同時に満喫できるのではないだろうか。19の座席と3つの個室が用意され、どちらも24時間利用可。もちろんWi-Fi 環境も充実しており、通信速度が速く、オンラインミーティングでも心配ない。これらの設備が、リゾナーレトマムの宿泊客であればすべて無料というのも心強い。
またリゾナーレトマムは、すべての客室にプライベートサウナと展望ジェットバスが備わっている。サウナでゆっくり体を温めたら、冷水を張ったジェットバスに浸る。いつでも好きな時間に“ととのう”体験ができるのは、リゾナーレトマムのゲストならではの特権だ。よいワーケーション環境のひとつに、仕事からプライベートへ自然にシフトチェンジできることが挙げられるが、部屋でのサウナ浴(しかもこんな絶景付き!)はこれ以上ない理想的なスイッチ。仕事の疲れをサウナで吹き飛ばせば、自然と体はオンからオフへ、スムーズに切り替わっていく。
せっかく北海道にいるのだから、食の楽しみもはずせない。リゾナーレトマムのグルメの豊富さは特筆すべきものがあり、宿泊客はリゾート内にある20店舗以上のレストランから、食べたいものや利用シーンに合わせて選ぶことができる。例えば、ビュッフェスタイルの「森のレストラン ニニヌプリ」では、サーモンやイクラを好きなだけトッピングできる「なまら海鮮丼」が名物朝ごはん。洋食の気分であれば、ふわふわ食感の「フレンチトースト」もぜひ食べてみてほしい一品だ。夜になると「四大肉フェア」を開催、こちらでは北海道のさまざまな肉料理(ジンギスカン料理、鶏肉の新子揚げなど)を一度に味わうことができる。
より本格的なディナーを楽しみたい方には、サウス棟31階にある「OTTO SETTE TOMAMU(オットセッテ トマム)」をおすすめしたい。トマムと同じ山岳地帯に位置するイタリアのピエモンテ州、そして海に面して海産物が豊富に水揚げされるリグーリア州の郷土料理をフルコースで提供するイタリア料理レストランで、北海道の旬な食材と掛け合わせた独創的で美しい料理は、目で味わってもおいしさを感じるほど。こちらのレストランを体験するのとしないのでは、リゾナーレトマムの印象がまるで違うものになる、そう断言できるほど素晴らしいレストランだ。ワインがお好きであれば、イタリア産や日本ワインなど、ナチュールにこだわってセレクトしたワインペアリングもぜひ試してみてほしい。こんな美食が待っていたら、仕事もますますはかどるというものだろう。
ほかにもリゾナーレトマムとトマム ザ・タワーの間にあるホタルストリートの「cafe&bar つきの」では、期間限定のグルメイベントを頻繁に企画。2021年夏は、とうきび(北海道での「とうもろこし」の呼び方)とトマムオリジナルビール(地元のクラフトビールメーカーと共同開発)が相性抜群な「とうきビアガーデン」や、青肉系と赤肉系の2種類のメロンと10種類のシャンパンを自由に組み合わせてマリアージュを楽しめる「メロンシャンパンテラス」を開催(※)。トマムの夏の平均気温は18度前後と過ごしやすく、テラスで涼風にあたりながら飲むビールやシャンパンは最高の一杯となること間違いない。
※どちらも2021年は8月31日まで
絶景を前にテレワークし、プライベートサウナでリフレッシュしたら、あとは北海道のグルメをとことん満喫。北海道の真ん中、それも大自然の中に、こんな最高のワーケーション環境があったなんて! 今回、私が実践したのは夏のワーケーションだったが、次はボードを持参して冬にも再訪したいと思っている。少なくとも1週間、できれば2週間以上。それくらい滞在したとしても、飽きることのない絶景やグルメが待っている。
星野リゾート リゾナーレトマム
北海道勇払郡占冠村中トマム
0167-58-1111(代表電話)
https://risonare.com/tomamu