カジュアルウェア

大人なメンズのコーディネートのポイント。
活躍するアイテムや着こなし例を解説

2021.11.11

大人なメンズのコーディネートのポイント。<br>活躍するアイテムや着こなし例を解説

30代、40代と年齢を重ねるうちに変化する体形や顔つき。年輪を刻むようにこれまでの人生が表れ、若い人にはなかなか出せない成熟した大人の雰囲気が漂うようになります。

自身の変化を感じると、自然と装いも大人らしいコーディネートを意識するようになるもの。これまでとは違う着こなしを試してみたくなります。

今回は、大人の風格を感じさせるメンズファッションの着こなし例や、おすすめのブランドについて解説します。

大人の風格が漂うメンズファッションの着こなし例

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まずは大人らしい成熟した風格の漂う着こなしを解説します。

シャツは素材とシルエットにこだわりを

まずは基本アイテムのひとつであるシャツから見ていきましょう。さまざまな素材や色柄があるシャツですが、第一に押さえておきたいのは素材です。ベーシックなアイテムだからこそ質感で差がつきやすくなります。

たとえばカジュアルシャツの代表格、オックスフォードシャツ。「オックスフォードクロス」という、ざっくりした風合いの素材が使われています。オックスフォードシャツは一枚で着てもさまになり、カジュアルスタイルが上品にまとまります。

また、ほどよいリラックス感、こなれ感を演出したいのなら柔らかい風合いのリネン素材がおすすめです。涼やかな白色のリネンは春夏のコーディネートに採り入れてみましょう。

シャツを選ぶポイントはジャストサイズであること。肩や袖、着丈に着目して、大きすぎず、小さすぎないものを選ぶことが大切です。

また、派手すぎたり奇抜すぎる柄や、子どもっぽい柄は避けたほうがいいでしょう。無地か、さりげない柄の入ったシンプルなものをまず一着手に入れましょう。

ニットセーターはハイゲージ、ローゲージをシチュエーションで使い分ける

次は秋冬を中心に活躍するニットセーター。ひと口にニットといってもいろいろな種類があります。細い糸で編まれているものをハイゲージニット、太い糸を使いざっくりと編まれたものはローゲージニット、それらの中間はミドルゲージニットと呼ばれています。

柔らかくて薄いローゲージニットは、ジャケットやシャツなどと組み合わせたレイヤードスタイルで活躍します。重ね着しても着ぶくれず、タイトなシルエットが保てるので、きれいめなスタイルを目指したいならぜひ手に入れておきたいアイテムです。

見た目が温かく、よりカジュアルな雰囲気のローゲージニットは、それ一着で着られます。ボリュームがあるものは細身のスラックスやストレッチパンツと合わせてバランスを取りましょう。

ニットやシャツを重ね着するときは、それぞれの素材や色が違和感なくなじむかどうか確認しましょう。また、肌着やインナーのシャツが、首まわりや袖口、裾から不自然に見えないよう注意が必要です。

きれいめコーディネートに欠かせないテーラードジャケットはサイズ感に気を付けたい

オフィスカジュアルやオフタイムでもきちんと見せたい、そんなきれいめコーディネートに欠かせないのがテーラードジャケット。シャツやカットソーの上にはおれば、きちんとしたコーディネートに仕上がります。

さまざまな色や柄があるテーラードジャケットですが、まず1着持つならネイビーやグレーといった暗めの定番色がおすすめです。白シャツやハイゲージニットと合わせやすく、全体の印象が引き締まります。リネンや厚手のウールなど、シーズンごとに素材を替えて季節感を出してもいいでしょう。

テーラードジャケットを選ぶ際に気をつけたいのは、やはりサイズ感。スーツのジャケットと違い、テーラードジャケットは着丈がやや短く、ウエストまわりなどもタイトなものが一般的です。この違いを意識し、着たときに体のラインにほどよく沿う一着を探してみましょう。

Tシャツはまずベーシックな白を1枚

続いて、ワードローブの定番アイテムのひとつであるTシャツです。このアイテムも素材や色、柄のバリエーションが非常に多い分、迷いやすいアイテムです。

大人らしい、品のあるコーディネートを目指したいのなら、まず手にしたいのが白Tシャツです。一枚で着ればシンプルで清潔感のあるカジュアルスタイルとなり、ジャケットやシャツ、セーターのインナーとしても活躍するアイテムです。

一枚でさらりと着る場合、ボトムにはデニムやチノパンを合わせるのが定番ですが、くるぶしが見えるアンクルパンツを選べばすっきりとこなれた印象になります。ほかにも、アクセントにネッカチーフを巻いたり、カーディガンやシャツを肩や腰に巻いて、コーディネートに変化を付けるのもいいでしょう。

Tシャツを選ぶポイントは生地の透け感。あまりに薄すぎると下着のようなだらしない印象になってしまうので注意が必要です。また、深すぎるVネックなどは胸元が見えすぎて下品な印象を与えてしまうこともあるので気を付けましょう。

カーディガンはシンプルで清潔感のあるものを

肌寒い季節に気軽にはおれるカーディガンも、カジュアルスタイルで人気のアイテムです。ニット素材が主なので、セーターの解説で触れたように柔らかく上品なハイゲージから、ざっくりとした風合いのローゲージまでさまざまなタイプがあります。

ハイゲージニットならチノパンやジャケット、革靴と合わせてきれいめなスタイルに、ローゲージならデニムやブーツ、スニーカーなどと合わせてカジュアルにまとめるのがおすすめです。

また、同じニット素材でもセーターと大きく違うのは、ボタンの留め外しでインナーの見せ方を変えたり、アウターの下から見える範囲を調節したりとレイヤードのバランスをコントロールしやすい点です。

たとえば、同じシャツ×カーディガンの組み合わせでも、ボタンを留めて着たときと外して着たときでは全体の印象が大きく変わります。いちばん上や下のボタンだけ外して着てもこなれた印象になります。

またニット素材は型崩れや傷みといったメンテナンス面も大切なので、洗濯の際は注意が必要。大切な一着はクリーニングに出すのがいいでしょう。

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