調べ・見立て(見立て)
「衣替え」を、ワードローブを確認する機会として活用しよう。
編集長の「見立て」。#49
2021.11.19
みんなの衣替えの頻度や衣服のお手入れは?
衣替えの頻度を問いかけたところ、「夏服と冬服を替える」が55%という結果となりました。「春夏秋冬、季節ごとに」と回答したツワモノも27%に上ります。気候温暖化の影響もあって季節の移り変わりの見極めが難しくなっているので、年に4度も衣替えをする必要はないでしょう。一方で、「衣替えはしていない」のは、いただけません。春夏と秋冬で衣替えをすることで、自分が持っているウエアのチェックができるからです。
衣替えのときには、洋服が汚れていないか、素材が傷んでいないかをしっかりと見極めましょう。「クリーニングに出してからしまう」「自宅で洗濯してからしまう」のいずれも正解です。通常のクリーニングに加えて、汗抜きのための水洗いもおすすめ。糸のほつれやボタンが取れてしまっているような場合は、クリーニング店でも修繕のサービスがあります。
そして、衣替えの最大のメリットは、自分自身がどんなウエアを持っているのかを確認できることです。季節や気候、着用のシチュエーション、コーディネートの汎用性などなどを考えてウエアをそろえていく「ワードローブ」の考え方を、アエラスタイルマガジンは一貫して推奨してきました。必要なものを買い足して、長く使っていく。その姿勢を確認する契機として、衣替えを活用してください。ファッションの流行に大きく左右されることなく、サステイナブルな洋服人生を送る。そういった姿勢は、いまこそ求められていると思うのです。