靴
ブーツの代表格10種類と定番ブランドを徹底解説
2021.12.09
ブーツの種類や定番ブランドについて知っておくと、自分の求めるブーツを選ぶときに役立ちます。この記事では、ブーツの代表的な種類と定番ブランドについて解説します。
チャッカブーツ
チャッカブーツの特徴やコーディネートのポイント、定番ブランドについて解説します。
歴史、デザイン、素材の特徴
チャッカブーツはシューレースホールが2~3対備わっているショートブーツです。つま先革と腰革を継ぎ合わせて作られています。履き口が広くスポーティーなのは、ポロ競技に由来するためとされています。
「チャッカブーツ」という名称も、ポロ競技の時間の単位である「チャッカ」に由来するという説が有力です。素材はスムースレザーやスエードのものが多く、デザインはプレーントウタイプがオーソドックスです。ちなみに、チャッカブーツとよく似たアイテムに「ジョージブーツ」があります。ジョージブーツには3対以上のシューレースホールがあり、履き口の位置を高くすることで靴ひもがパンツの裾に隠れるようになっています。
スタイル、コーディネート
チャッカブーツは、上品な見た目でありながらカジュアルなスタイルとも相性がよいアイテムです。素材によって雰囲気が変わるので、きちんとした印象を与えたいときはスムースレザーを、カジュアルに仕上げたいときはスエードを選ぶといいでしょう。
また、幅の細いものはフォーマル、太いものはカジュアルな印象があるため、形状についても考慮することをおすすめします。チャッカブーツは全体的にクセがなく、汎用性の高いブーツだといえます。
チャッカブーツの定番ブランド
チャッカブーツの定番ブランドとしては「オールデン」「クロケット&ジョーンズ」「ジョセフ チーニー」などが挙げられます。オールデンはアメリカを代表するシューズブランドで、コードバンを使った質の高い革靴で世界中に知られています。
クロケット&ジョーンズはイギリスのノーザンプトンで創業した老舗ブランドです。オールデンの武骨なデザインとは対照的な、エレガントなシルエットのチャッカブーツを世に送り出しています。ジョセフ チーニーも同じくノーザンプトンで設立されたブランドで、履き心地のよい端正なフォルムのブーツを提供しています。
サイドゴアブーツ
ここからは、サイドゴアブーツの特徴やコーディネートのポイント、定番ブランドについて解説します。
歴史、デザイン、素材の特徴
サイドゴアブーツは足首の両側にゴムが織り込まれ、着脱が容易になったブーツです。もともとは19世紀にヴィクトリア女王に献上されたものですが、夫のアルバート公が気に入って議会への登院時に履くようになり、フォーマルな位置づけのブーツとして広まりました。
その後、1960年代にビートルズをはじめとするUKロックのアーティストが愛用したことで、ムーブメントの中心地だった地名に基づいて「チェルシーブーツ」と呼ばれるようになります。足にぴったりとフィットするので履き心地がよく、デザインがシンプルで合わせやすいアイテムです。
スタイル、コーディネート
サイドゴアブーツはアッパーの装飾を排したプレーントウタイプが一般的です。ブーツとしてはフォーマルな印象が強い分、スーツスタイルにもよく合います。ただし、スーツに合わせるときはアッパーの素材やカラーがカジュアルすぎないものを選びましょう。
ショート丈からロング丈までバリエーションがあり、丈の長さで印象が大きく変わるので、コーディネートに合わせて決めることが大切です。
サイドゴアブーツの定番ブランド
サイドゴアブーツの定番ブランドとしては「J.M.ウエストン」「クロケット&ジョーンズ」「三陽山長」などが挙げられます。J.M.ウエストンはフランスの名門ブランドで、そのサイドゴアブーツはビートルズも愛用したことで知られています。
クロケット&ジョーンズは世界で最も木型(ラスト)を保有するメーカーで、耐久性に優れた着脱しやすいサイドゴアブーツを製作しています。三陽山長は2001年に設立された日本発の高級シューズブランドです。日本人が培ってきた技術と感性を生かしながら、「誠十郎」などの格調高いサイドゴアブーツを販売しています。
マウンテンブーツ
ここからは、マウンテンブーツの特徴やコーディネートのポイント、定番ブランドについて解説します。
歴史、デザイン、素材の特徴
マウンテンブーツは機能性や耐久性に優れた登山靴の一種です。ごつごつとしたルックスが特徴で、タウンユースでもファッションのアクセントとして採り入れられています。
「トレッキングシューズ」と混同されることもありますが、こちらは軽登山用でソールやアッパーの作りがややソフトになっています。一方、オールレザーのアッパーや強固なソールなど、全体をタフな素材で固めているのがマウンテンブーツの大きな特徴です。また、ハイカットなので足首をがっちりと守ってくれる安心感があります。
スタイル、コーディネート
マウンテンブーツはワークブーツと同じような感覚で使えるアイテムですが、タウンユースでは素材や色の選び方に注意が必要です。本格的な登山用の場合、グリップ力を高めるために重く硬いソールが使われています。街中ではやや歩きにくいので、クッション性に優れたものを選ぶといいでしょう。
また、ブラックやブラウンなどの定番色であれば合わせるコーディネートを選びません。快適性を重視する場合は、防水性や通気性に優れたゴアテックスなどの高機能素材が使われているものがおすすめです。
マウンテンブーツの定番ブランド
マウンテンブーツの定番ブランドとして挙げられるのは「ダナー」「パラブーツ」「キーン」などです。ダナーはアメリカのブーツメーカーで、1932年にオレゴン州で創業されました。素材にゴアテックスを採用した、快適に履けるマウンテンブーツを数多く提供しています。
パラブーツは品質の高さに定評があるフランスのシューズブランドです。自社でクッション性の高いソールを製造しており、タウンユースに適したファッショナブルなマウンテンブーツは種類が豊富です。キーンは2003年にアメリカで生まれたブランドで、保温性や防水性に優れたブーツで人気を博しています。