特別インタビュー
俳優・大野拓朗インタビュー
[朝美容から始まる、豊かな生活。]
2021.11.30
朝という一日の幕開けに何をするか? そのプランに心と生活の豊かさが映し出される。新しい朝時間のメニューに“美容”を加え、満ち足りた心と肌を手に入れよう。
自信へとつないでくれたMY BESTなスキンケア。
彼に会ったのは、新たな季節の訪れを告げるかのように金木犀が香る、9月末のこと。都内某所のスタジオに現れた俳優・大野拓朗は、まぶしいほどの男性美を感じさせる人物だった。その肌の透明感はマスク越しにも歴然としていた。
「メンズ美容の企画に呼んでいただけてうれしいです。僕がスキンケアを始めたのは、実は小学生の頃。ニキビが出はじめ自信喪失……で、始めたのが泡洗顔でした。幼いながらも、キメが細かい泡のほうが小さな毛穴に入ってキレイに汚れを取ってくれるはず!なんて考えたりしていました(笑)。それから約20年をかけて、いまやっと自分のベースとなるスキンケア、ある意味『すぼら美容』がコンプリートできたように感じています」
とはいえ、その美への探究心は、気安く美容男子と呼べるレベルではない。
「これまで、幾度となく苦い肌荒れの経験をし、そのたびに本当にあらゆる化粧品や美容法を試しました。そんななかで、ひとつのバイブルとなったのがメンズ雑誌の美容記事です。基礎知識はまさにそこから得たもの。化粧水だけだと水分を飛ばすからフタの役割となる乳液やクリームが必要!とか、導入コスメっていうのがあるんだ!とかね。インナードライって言葉もそうです。だからこの企画が、僕が学んだように、多くの男性の刺激になってもらえたらうれしいです」
そして手に入れたコンディションのいい肌が、仕事にも大きな変化をもたらしたと言う。「映画やドラマ撮影でメイクする機会がありますが、なるべくしないほうがやっぱり自然体に見えるんです。肌がキレイになるとメイク率も減るので、不快感なく演技に集中できます。そう、美容って人生を豊かにするものだって気づきました。なかでも朝美容は一日のスイッチをオンにする大切な役割。これは、ビジネスパーソンの方でも同じだと思いますが、日々に張り合いが出ますし、“印象”にもメリットをもたらします。値段やブランドに関係なく、自分に合うMy bestを見つけてください」と、インタビューを締めくくってくれた。
大野拓朗(おおの・たくろう)
1988年、東京都出身。2009年に第25回ミスター立教に選出。10年に俳優デビュー。NHK連続テレビ小説や大河ドラマに出演するなど、映画やドラマ、CMなどで幅広く活躍。ブロードウェイ・ミュージカル「プロデューサーズ」(福田雄一演出)での好演は記憶に新しい。最近では、豊富な美容経験を生かし、洗顔料「ルミエプラスのシ・ベルウォッシングフォーム」をプロデュース。(https://www.lumiere-plus.jp/)新たなジャンルでも活躍を見せる。
Photograph: Kazunori Igarashi (WISH)
Styling: Masahiro Tochigi (QUILT)
Hair & Make-up: Yurie Taniguchi
Text: Yuka Tsuruta
Edit: Ai Yoshida