調べ・見立て(見立て)
いまや、「ビジネスパーソン、厨房に立つ」が常識。
働き方改革は、ジェンダー平等の追い風になっている!?
編集長の「見立て」。#51
2022.01.14
料理に対する意識の変化の背景とは?
じつはこの背景には、働き方改革やコロナ禍におけるリモートワークの定着で深夜までオフィスで残業する機会が少なくなったことが影響しているのではないでしょうか。「どれくらいの頻度で料理をしますか?」の質問に対して、54%が「ほぼ毎日」、13%が「週4、5日」と回答したのを見ると、これまでは残業帰りの外食や接待の会食をしていたビジネスパーソンが、ライフスタイルを変えたと予測できます。「どのジャンルの料理を作ることが多いですか?」の質問に、56%が「和食」と回答しているのも、この予測に符合します。「イタリア料理」と回答した16%は、サッとパスタを作っているのかもしれません。
素材にこだわったり、手間をかけたりした‟こだわりの料理“は、どんなときに作るのでしょうか。この質問に対する回答は、「家族や友人をもてなしたいとき」35%、「いいお酒が手に入ったとき」21%が上位となりました。コロナ禍はまだまだ不安定で、大人数で集まるのは、はばかられる状況です。家族や友人と集まるホームパーティーでビジネスパーソンが得意の料理をふるまう日が、1日も早くやってくることを願ってやみません。