ジャケット
春に着たいメンズジャケットの着こなしを解説!
コーディネートのポイントは色と素材。
2023.01.30(最終更新:2024.07.30)
暖かくなってくると冬のアウターに代わって出番が増えるジャケット。この記事では春に着用したいメンズジャケットの選び方や、コーディネートのポイント、デザイン、さらにはオススメのブランドについて解説します。
- 春に着るべきジャケットの特徴は?
- 春ジャケットの着こなし術とコーディネートのポイントを解説。
- 厚手のものはなるべく避け、春らしく爽やかさを感じさせる薄手の生地を選ぶのが正解!
- 色はコーディネートしやすいもの、もしくは季節感のある色のジャケットを選ぶ
- パンツと合わせたときの全体的なシルエットを想像しながらスタリングする
- 肩幅、袖丈、身幅、着丈などジャケットの各パーツのサイズに着目して吟味する
- コーディネート全体の色数を抑えて、できるだけシンプルにまとめる
- ぼやけたコーディネートにならないよう、テーマを決めてスタイリングする
- ジャケットに合わせるインナーのディテールにもこだわり、印象の違いを楽しむ
- 革靴かそれともスニーカーか、足元のおしゃれまで手を抜かず完成度をアップ
- 定番のジャケパンスタイルのなかにもトレンドを意識して採り入れてみる
- ボタンの留め方などテーラードジャケットらしい着こなし方、扱い方をする
- ジャケットのおすすめブランド
- まとめ
春に着るべきジャケットの特徴は?
暖かな陽気に誘われて外出が増える春。しかし朝夕に寒さを感じたり、寒の戻りで冬の寒さがぶり返すことも、まだある季節です。だからといってコートやダウンジャケットを着込んでいると、厚ぼったく季節外れな印象を与えてしまいます。そんな悩みを解決するのが、春に活用したい「テーラードジャケット」です。
テーラードジャケットとは、スーツのフォルムや生地、色柄などを変えることでカジュアル向けに仕立てた上着。スーツはセットアップでデザインされ、ビジネスシーンやフォーマルシーンで着用しますが、テーラードジャケットは基本的に単体でデザインされており、オン・オフどちらでも着用できます。近年は通勤服のカジュアル化が進み、ジャケットとチノパンツといったカジュアルスタイルで出社できるオフィスも増えているため、品がありながらもほどよくカジュアルなテーラードジャケットがますます普及しています。
新年度を迎える春は社内、社外、そしてプライベートでも新しい出会いが増え、ファッションセンスや着こなし方が注目される時期でもあります。特にジャケットは自然に目がいくアイテムなので、センスのいいテーラードジャケットがあると安心です。1着でも持っておくと着まわしが利き、毎日のコーディネートに幅を持たせることができます。
春ジャケットの着こなし術とコーディネートのポイントを解説。
ジャケットは、季節や着用シーンに配慮しながらバランスのいいコーディネートをすることでおしゃれに着こなせます。ここではこの春すぐに採り入れられるコーディネートのポイントを10点紹介します。
厚手のものはなるべく避け、春らしく爽やかさを感じさせる薄手の生地を選ぶのが正解!
春先から初夏に着用するテーラードジャケットを選ぶ際は、当然ですが秋冬モデルの生地が厚手のものではなく、春夏モデルの生地が比較的薄手のものを選びましょう。定番の素材は軽量感が特徴のコットンやリネン、そして、耐久性に優れた合成繊維のポリエステルなどが挙げられます。いずれも春らしい爽やかな雰囲気を与えてくれます。
少し変わったところでは、薄手ながらもコシのあるトロピカルウールも人気です。ウールというと冬のイメージがありますが、平織りで織られたトロピカルウールは通気性に優れ、春夏にも活躍します。また、一般的にウールを使った生地は滑らかで高級感があるため、通勤服としても違和感がなく幅広いシーンで重宝します。そのほか、伸縮性があって動きやすいストレッチ生地、柔らかくカーディガン感覚で着られるカットソー生地もオススメです。
色はコーディネートしやすいもの、もしくは季節感のある色のジャケットを選ぶ
ジャケットは全体のコーディネートにおいて占める面積が大きいため、その色は着る人の印象を左右します。基本的には黒、ネイビー、グレーを選ぶと間違いがなく、この3色であればパンツやインナーとの色合わせに悩むことなくスタイリングできます。逆に言えば、派手な色を避けることで品のある着こなしになるということです。
そしてこの3色のなかでも特に春に最適なのが、ネイビーとグレー。ネイビーは顔だちや表情をはっきりと際立たせ、初対面の印象をよくする効果があるとされます。グレーは明るいライトグレーやチェック柄のグレーを選ぶと、上半身がより軽やかに見え、洗練された雰囲気も加味されます。
周りと差を付けたり、思い切り春らしいコーディネートを楽しみたい方は、ベージュやライトブラウン、ペールブルーやペールピンクに挑戦してみるのもオススメです。
パンツと合わせたときの全体的なシルエットを想像しながらスタリングする
上下のセットアップで販売されているスーツとは異なり、テーラードジャケットはさまざまなパンツと合わせて自由に着まわしできるようデザインされています。それゆえに、どんなパンツと合わせるかが美しいシルエットを生み出す重要な要素になるということです。
そこで覚えておきたいのが、テーラードジャケットを生かした基本のスタイリング2パターンです。まずひとつは、細身のジャケット+細身のパンツの「Iライン」。こちらはスーツのような縦のラインを強調したスマートなシルエットです。そしてもうひとつは、細身のジャケット+太めのパンツの「Aライン」。こちらは上半身のタイト感と下半身のボリューム感のバランスが男性らしい、ラフな印象のシルエット。IラインとAライン、どちらでいくか決めてからスタイリングすると洗練された印象にまとまりやすくなります。
肩幅、袖丈、身幅、着丈などジャケットの各パーツのサイズに着目して吟味する
テーラードジャケットをきれいに着こなすにはサイズも重要。といっても、漠然と試着を繰り返してフィット感を追求するのではなく、縫製のパーツごとのサイズを吟味するのがポイントです。
まず肩幅は、試着したときにジャケットの肩と袖の縫い合わせ付近を指でをつまんでみて、約1cmほどつまめる余裕があるとよいでしょう。余裕がありすぎると肩が落ちてだらしなく見えてしまうので要注意。袖丈は、手首の関節に届く長さかどうか確認してみてください。身幅は、インナーをどれだけ着込むかにもよりますが、ボタンを閉めたうえで自分の拳が入るくらいのゆとりを持たせるのが目安です。最後に着丈は、ヒップに少しかかる長さが一般的。ヒップ全体を覆う着丈だと脚が短く見えたり、全体のバランスが崩れて子どもっぽい印象になります。
コーディネート全体の色数を抑えて、できるだけシンプルにまとめる
おすすめのジャケットの色については既に解説しましたが、ここではさらにコーディネート全体の配色について解説します。ジャケパンスタイルに限りませんが、一般的にコーディネート全体のカラーを3色以内に抑えると、統一感が出てセンスよく見えます。完全に同じ色でなくてもよいので、ジャケットとパンツ、もしくはジャケットとインナーを同系色にそろえることで色数を抑え、あとは靴や鞄などの小物を使って差し色を加えます。
さらにシンプルさを追求するなら、モノトーンコーディネートがおすすめ。黒、白、グレーの無彩色を組み合わせるだけで都会的な洗練された雰囲気を演出できます。
ビジネススタイルであれば、黒、白、ネイビー、グレーの組み合わせが定番です。この組み合わせならジャケパンスタイルでもフォーマルな印象を与えられます。
ぼやけたコーディネートにならないよう、テーマを決めてスタイリングする
外出前に服を決める際、漠然とワードローブからアイテムを選ぶと、ぼやけた印象のコーディネートになりがち。事前にテーマを決めてからスタイリングすることをおすすめします。
たとえば「ビジネスカジュアル」をテーマに、あえて少し短めのジャケットに高級感のある革製品の小物をプラス。するとメリハリのある絶妙なバランスに仕上がります。「休日のデートスタイル」や「きれいめレイヤード(重ね着)」がテーマなら、デニムやパーカーを採り入れることで、手軽にカジュアルスタイルが完成します。
ほかにも「リラックス」をテーマにボーダーのカットソーをインナーにしたり、「ミリタリーミックス」をテーマにカーキやベージュのアイテムを差し色に加えたり。このようにテーマを決めることで仕上がりのイメージが具体的になり、理想どおりの着こなしを実現しやすくなります。
ジャケットに合わせるインナーのディテールにもこだわり、印象の違いを楽しむ
ジャケットを着る際、インナーの基本はシャツ。ノーネクタイの場合は襟が遊びすぎて悪目立ちしないよう、小さめの襟かボタンダウンのシャツがおすすめです。また、シャツの裾をパンツの外に出す場合、シャツの丈が長すぎるとだらしなく見えるため、ジャケットよりも丈の短いシャツを選びましょう。
よりカジュアルなコーディネートでは、カットソーやTシャツをインナーにするのもいいでしょう。襟がないぶん、首まわりがすっきり見えてリラックス感のある印象になります。季節感たっぷりに仕上げたいときは、半袖ポロシャツを選ぶのもありです。いずれのインナーにしろ、シンプルな無地が基本で、色使いや柄が複雑になるほどカジュアル寄りになります。
春夏に特に好まれる柄物としては、爽やかなボーダーやストライプが挙げられます。縞の幅が太いものはメリハリの利いた印象を、細いものは落ち着いた印象を与えます。
革靴かそれともスニーカーか、足元のおしゃれまで手を抜かず完成度をアップ
せっかく高品質のジャケットを着ていても、靴が浮いているとコーディネートがさまになりません。ビジネスシーンなら落ち着いたダークカラーの革靴、カジュアルシーンならローファーやスニーカーを合わせるのが基本ですが、もう一歩先のおしゃれを楽しむなら、ドレッシーなスタイルにあえて白スニーカーを合わせたり、逆にラフな印象のスタイルに高級感のある革靴を合わせるのもおすすめです。靴を使って「はずす」ことで、ぐっと新鮮味がアップします。
また、休日や旅先などのオフシーンではローファーを素足履きしてみるのはいかがでしょうか。足元に抜け感を出すことでこなれた雰囲気を演出するこのスタイリングは、海外のモデルやセレブリティーのファッションでよく見られます。もし靴を脱ぐ予定がある場合は、素足履きっぽく見えるフットカバーを着用しましょう。
定番のジャケパンスタイルのなかにもトレンドを意識して採り入れてみる
定番のジャケットとパンツの組み合わせも、少しトレンドを採り入れるだけでマンネリを脱し、ほかの人と差別化できます。たとえば、今期人気のカーゴパンツ。お堅くなりがちなジャケットスタイルに武骨さ、リラックス感をプラスして、一気にいまらしさを感じさせてくれます。
足元にさりげなくトレンドを採り入れたい方は、レザースニーカーに注目。ジャケットにスニーカーを合わせるスタイルが一般化している近年、品格と快適性を満たすアイテムとして人気を集めています。
あるいは、テーラードジャケットそのものにトレンドを反映させる手もあります。たとえば昨今流行しているニット素材のジャケット。カチッとしたフォームに柔らかい素材という、本来対極にあるものが融合したアイテムははおるだけで旬な着こなしを実現してくれます。
ボタンの留め方などテーラードジャケットらしい着こなし方、扱い方をする
テーラードジャケットには2つボタンや3つボタンのものが多いですが、スーツのようにカチッと着用するものではないので、ボタンを留めずフロントを開けたスタイルで着用するのもいいでしょう。ボタンを留めるにしても、いちばん下のボタンはあえて留めないことで、フロントにシワが寄るのを防ぎつつ、格好よく着こなすことができます。
最後に、外出先でジャケットを脱いだときは、ジャケットの身頃を裏返すようにしてたたんでから腕にかけたり、椅子にかけたりすることをおすすめします。折り目がつくのを防いでジャケットの品質保持につながります。
ジャケットのおすすめブランド
ここからはメンズジャケットに定評のあるおすすめブランドをピックアップし、その歴史やモノづくりへのこだわり、製品の特徴について解説します。
LARDINI(ラルディーニ)
LARDINI(ラルディーニ)は1978年にイタリアの港町、アンコーナで創業されました。イタリアのみならず世界各国で愛され、日本でも幅広い年齢層に支持されているブランドです。高い縫製技術を背景に、創業以来30年以上にわたって世界の名だたるオートクチュールブランドの生産を請け負ってきました。その豊かな経験のなかで育まれた時代の空気をつかみ取る感性は、オリジナルブランドであるラルディーニのモノづくりにも生かされています。カーディガンのように気軽にはおれて、かつ型崩れしにくい高品質のニットジャケット、コンパクトにただんで持ち運べるパッカブルスーツなど常に時代の先端をいくウエアを提供し、トレンドの形成に寄与しています。
TAGLIATORE(タリアトーレ)
1960年、イタリアの最南に位置するプーリア州で創業されたLERARIO(レラリオ)社。その2代目オーナー兼クリエイティブディレクターであるピーノ・レラリオが1998年にスタートさせたのがTAGLIATORE(タリアトーレ)です。イタリア語で「裁断士」を意味するブランド名のとおり、卓越したカッティング技術と立体的なフォルムに特徴があり、着る人のエレガントさを引き出すウエアを展開しています。ジャケットの最大の魅力はウエストのくびれ。単純に絞ったわけではなく、胸幅や裾まわりなど各部の寸法のバランスを取ることで生まれたもので、その独特のラインにはシルエットの美しさに対する強いこだわりと裁断スキルの高さが表れています。
LATORRE(ラトーレ)
イタリア南部の町バーリを代表する名門ブランド、LATORRE(ラトーレ)。1965年にミケーレ・ラトーレが創業したファミリー企業です。地元密着のテーラーとして始まり、現在はラトーレ4兄弟がファクトリーを運営。技術の高さが広く認められ、有名グローバルブランドの生産を多く手がけています。その一方でいまだに地元の紳士たちからの注文服を手仕事で仕立てるなど、イタリアの伝統に則った技術を継承しつづけています。創業から50年以上もの間、根強い人気を保ちつづけている理由はメイド・イン・イタリーのクオリティーとコストパフォーマンスの高さ。日本には2019年に本格的に上陸し、上質な一着を良心的なコストで手に入れられると好評を得ています。
STILE LATINO(スティレ ラティーノ)
STILE LATINO(スティレ ラティーノ)は「ラテンスタイル」をコンセプトに、クラシックな素材と昔ながらの丁寧な縫製を大事にしながら、シルエットは明るく陽気なラテン系をイメージしたウエアを展開するブランド。ナポリの名家であるアットリーニ家の長男として服づくりの腕を磨いてきたヴィンチェンツォ・アットリーニによって2004年に創立されました。高品質な素材とナポリの熟練職人による縫製が魅力ですが、近年は素材にウォッシュ加工を施して風合いを出すなど、斬新なモノづくりにも取り組んでいます。そんな同ブランドのスーツやジャケットは日本でも注目の的。肩から首へかけての吸い付くような着心地、袖を通したときの快適さ、そして美しいシルエットが高い評価を得ています。
CARUSO(カルーゾ)
CARUSO(カルーゾ)は1958年にイタリアのパルマ近郊の町ソラーニャでスタートしたファクトリーのMA.CO(マコ)社を母体とするブランド。パルマはいまでこそ美食の街として有名ですが、かつてはテーラーの町であり、依頼に忠実な仕立て技術が評価され、イタリア国内からさまざまな既製服の生産依頼が舞い込んでいました。そんな歴史的背景を持つカルーゾは、現在イタリア内外からのOEMを請け負っており、ルイ・ヴィトンやイヴ・サンローランなど有名ラグジュアリーブランドの生産も手掛けています。カルーゾの自社製品は、ベーシックななかに旬なディテールを採り入れたモダンなデザインが魅力。柔らかく美しい高級生地を採用することでも有名です。
THE GIGI(ザ ジジ)
2014年に元BOGLIOLI(ボリオリ)のデザイナーであるピエルイジ・ボリオリがイタリアのブレーシャで立ち上げ、兄であるマリオ・ボリオリと共に手掛けるTHE GIGI(ザ ジジ)。ピエルイジの長年のキャリアの集大成でもあるブランドで、生地開発とリサーチに多くの時間を費やし、「ニュークラシック」をキーワードにしたウエアを展開しています。縫製は全てイタリアで行い、素材はエクスクルーシブ生地を採用するこだわりぶり。そのジャケットは独特の素材感や独自の美意識によるパターニングにより、華やか、かつリラックスした雰囲気の新しいダンディズムを体現してます。ハンガーループにはブランドのポリシーである『DON’T LOOK BACK』の文字が刺しゅうされているなど、おしゃれ心がすみずみまで生きています。
Paul Stuart(ポール・スチュアート)
1938年にラルフ・オストロフがニューヨークのマンハッタンで開業した高級紳士服専門店を起点とする Paul Stuart(ポール・スチュアート)。そのスタイリッシュなデザインは、ロンドン中心部のメイフェアにある、高級オーダーメイド紳士服の名門店が軒を連ねるストリート「サヴィル・ロウ」にルーツをもつメンズウエアに、米国式の解釈を加えてでき上がったもの。開業以来、アメリカの男性たちのニーズに応えつづけ、「ダンディー」の道標となること、すなわち「流行に流されないスタイルのなかにある確固たるエレガンス」を追求してきました。ポール・スチュアートのジャケットの特徴は、時代にマッチするアメリカントラッド。高級感とエレガントさを放つ一着は、ビジネスシーンでもカジュアルシーンでも端正な着こなしを実現してくれます。
MACKINTOSH LONDON(マッキントッシュ ロンドン)
英国を代表するアウターウェアブランドMACKINTOSH(マッキントッシュ)から誕生したMACKINTOSH LONDON(マッキントッシュ ロンドン)。19世紀から変わらない伝統的な製法でゴム引きコートを作りつづけ、近年はトレンチコートやダッフルコートなどをモダンな解釈で再構築している本家ブランドのDNAを受け継ぎながら、アウターウエアだけでなく日常のあらゆるシーンに対応するオーセンティックなウエアを総合的に展開しています。テーラードジャケットは、英国らしいトラッドさを保ちつつもモダンなデザインが印象的。ネクタイをするとカチッと決まり、休日などにノーネクタイで着用してもさまになります。
Brooks Brothers(ブルックス ブラザーズ)
Brooks Brothers(ブルックス ブラザーズ)は、1818年に創業したアメリカで最も歴史あるブランドで、見た目の美しさと耐久性を両立する品質の高さで知られています。No.1サックスーツ、ポロカラー(ボタンダウン)シャツをはじめ、同ブランドが生み出してきた数々の製品は歴代米大統領やハリウッドスターなどの有名人を筆頭に世界中で愛用されてきました。創業以来、200年以上にわたり創造性を発揮しつづけ、いまもクラシックスタイルの伝統に新しい息吹を与えてます。ジャケットはパッドを入れずに体形を生かすナチュラルなショルダーや深いアームホールを特徴とするトラッドなものから、昨今の流行を反映した着丈が短く細身のファッショナブルなものまで幅広くそろいます。
J. PRESS(Jプレス)
J. PRESS(Jプレス)は1902年にアメリカの町ニューヘイブン、イエール大学のキャンパス内の洋服販売店として出発し、アイビールックを生み出した先駆者的ブランドのひとつです。「着る人にとって快適な服であること」を真髄とし、世紀を超えてアメリカントラッドをリードする地位を確立しています。日本でも根強い人気があり、確かなクオリティーが求められる百貨店にも出店を果たしています。そんなJ.プレスのコンセプトは「ADVANCE TRADITIONAL(進化し続ける伝統)」。ジャケットもコンセプトのとおり、高温多湿の春夏に向いた清涼感のあるオリジナル生地を使ったもの、形状記憶&パッカブル仕様のものなど、現代のニーズに合ったアイテムがそろいます。
まとめ
パンツや靴との合わせ方次第で幅広いファッションスタイルを可能にするテーラードジャケット。ぜひこの記事で紹介した着こなし術、コーディネートのポイントを参考に、春らしい爽やかなおしゃれを楽しんでいただければと思います。
自宅のワードローブに「これぞ」という一着がない方は、この機に納得できるテーラードジャケットを探してみてはいかがでしょうか。素材、色、サイズなどのディテールに着目しながら各ブランドの春夏モデルを吟味してください。