接待と手土産

「松島屋」の豆大福
すべて実食!自慢の手土産 #87

2022.04.12

北海道石狩産の小豆、宮城県産もち米「みやこがね」、北海道富良野産赤えんどう豆などの、選りすぐりの材料を使い、創業当時から変わらぬ製法で作り続ける。餡はじっくり6時間ほどかけて作るが、「煮ているうちにいい匂いがしてきて、一番おいしいタイミングを小豆が教えてくれます」という。赤えんどう豆はゆでずに蒸すため、豆のうま味が逃げず、風味が生きている。それをつきたての餅に練り込んでいくのだ。

「うちのあんこはしっかりと塩気があるでしょ。店の前は、昔は荷物を運ぶ人夫たちの通り道で、仕事帰りにひと休みする。汗をかいた後はちょっとした塩気がおいしいと感じるんですよ」。その昔ながらの味を今も引き継いでいる。

泉岳寺駅からはかなりの上り坂を5分ほど。決して便利な場所にはないが、大切な人に作りたてを届けようと思うと、つい足取りも軽くなる。自分でもこのあいだ食べたばかりだが、すでに次の機会が待ち遠しい。

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松島屋
東京都港区高輪1-5-25
営業時間/9:30ごろ~16:00
定休日/日曜・月2回月曜不定休 
価格/豆大福190円、吉備大福190円ほか ※税込み
問/03-3441-0539

<<すべて実食! 自慢の手土産 #87「目黒五十番」の中華まん

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Edit & Text:Yuka Kumano

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